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第25話 玲香イベント2

 ピンポーン


 俺は玲香に住所を聞いて玲香が住んでいるマンションにやってきた。


「はい」


 インターホンから玲香の声がした。


「理沙です」


「い、今行きます」


 パタパタという足音が部屋の奥から聞こえてくる。


 カチャっと扉が開いて恐る恐る顔を覗かせる。


「やっほー玲香、お邪魔しまーす」


 家だからか前髪をちゃんと留めた玲香が出てきた。


「り、理沙さん、どうぞ」


 中へ入れて貰う。


「やっぱ前髪あげると可愛いじゃん何で隠すの?」


「恥ずかしいから・・・」


 部屋に通してもらう。


「玲香って1人暮らしなんだ」


「ちょっと理由があってね」


 玲香は配信で周りに迷惑を掛けない為に防音設備のあるマンションに部屋を借りて1人で暮らしている。


「そっか、一人暮らしなんて凄いね」


「そんな事無いよ」


 部屋に入ると配信しているであろうPCとゲーミングチェア、後は可愛いクッションやベッド家具など置いてまさに女の子部屋って感じだった。


 玲香がクッションを抱いてベッドに座る。


「私もベッドに座っていい?」


「うん」


 了承を得たので玲香の横に座る。


「こんな夜に私を部屋に呼ぶなんてそういう事で良いんだよね?」


 片手で腰を抱いてみる。


「ちっ違うの!ちょっと理沙さんと仲良くなりたくて!」


「私も玲香とは仲良くなりたいよ、じゃあまずは私の事は呼び捨てで呼んで?」


「り、理沙?」


「よく出来ました、次は私の目を見て話そうか」


 玲香は俯いて話すから目が合わない。


「はい・・・っ!」


 恐る恐るこちらを見てくると目が合った。


「っ!?!?」


「ほら、また目を逸らさない」


 両手で頬を挟んで強制的に顔をこっちに向ける。


「あうあう」


「次目を逸らしたらキスするからね」


「あうあうあう」


 そのまましばらく玲香が慣れるまで、見つめ合いながら世間話をして玲香の緊張をほぐすが、目がグルグルして悪化している。


「玲香は可愛いんだからもっと自信を持たないと!」


「あうあうあう」


 もっと悪化した。


 逸らしたのでほっぺにちゅっとした。


「あうあうあうあう」


 会話になっていないが時期に慣れるだろう。


 ーー


 その後は暫く会話して慣れてきたのでゲームをする事になった。


「じゃあ総合で私が勝ったら私が玲香のほっぺにちゅーね!」


 ゲームには自信がある。


「っ!?わ、私いつもやってるしゲームには自信あるから!それにほっぺにキスくらいなら、さっき何度もされたし今更動揺しないんだから!私が勝ったら逆にするからね?」


 段々素が出て来ていい感じだ、しかしどっちにしろキスすることになるのだが、いいのだろうか。


「おや、ほっぺにキスくらいなら楽勝だと?じゃあ唇にしよっかなー?」


「あうあう、私ゲームうまいから何でも大丈夫だもん・・・」


 1勝1敗


「玲香ブラブラ中々うまいね」


「理沙こそ!」


 1勝3敗


「ふっふーん!只の女の子には負けないよ!」


「玲香強いなー負けちゃいそうだなー」


 1勝5敗


「あれあれ、理沙ちゃん手加減して欲しいですかー?」


「じゃあ手加減は良いから私が勝ったら玲香が私のお願いなんでも一つ聞いてよ、その方が燃えるから」


「ふんふん♪この実力差なら負ける事無いし、一つと言わずいくつでもいいよ♪」


「おー、玲香太っ腹!」


 3勝5敗

「ま、まだ2勝分アドがあるから余裕だし」


「ふーん?」


 5勝5敗

「り、理沙ちゃん手加減してたの・・?」


「そんな事しないよ、私スロースターターなんだ」


 8勝5敗

「お願い何にしよっかなー?取り合えず今日お風呂一緒にはいろ♪」


「お、お風呂くらいなら大丈夫だし・・・」


 10勝5敗

「あー、後お風呂で全身洗いっ子と、あと添い寝かなー、勿論お休みとおはようのチューは絶対必須かな」


「あうあうあうあう」


 13勝5敗

「じゃあそろそろお風呂入ろっか!安心して見たり洗ったりするだけだから!膜があるなら無事は保証します!」


「あ、あのあのあの、膜ありますのでお手柔らかにお願いします・・・」


「それは見て確認するまでは無いよ!ほらっいくよ!」


 玲香の手を取って一緒にお風呂場に向かう。


「あうあう」


 ーー


 洗面所で脱衣中。


「口では嫌がってても嬉しそうな顔しちゃって、もう可愛いんだから!」


 服を脱ぎながら玲香をからかう。


「っ!?そんな顔してないもん!」


「そんな事言って私のおっぱいガン見してこのドスケベが!ほら早く玲香も脱いで」


「ぁぅ」


 二人とも裸になった。


「おぉー絶景絶景!」


「あ、あんまりみないで・・・」


 ーー


 体洗い中


「では診断を始めますねー、あーここ腫れてますね治療が必要ですね」


 ぐわしっ


「そこちがっ!腫れてるわけじゃ!」


「あーあ、ここ腫瘍が出来てますね、ちょっと摘んでみますね」


 コリコリ


「だ、ダメ!それ腫瘍じゃ無いっ」


「あらら、ここ穴空いちゃってるじゃないですか、どうしてこんなになるまで放っておいたんだ!」


 クパッ


「そこは元々!理沙だって空いてるから!」


 ーー


「あー玲香もう少し下をもっと洗ってよ」


「そ、そこは自分でやってよ」


「玲香のも洗ってあげたじゃん、はーやーくー」


「あうあう」


「玲香って案外むっつりだよね、ジロジロ見過ぎだよ?」


「そ、そんなこと無いし!ちゃんと洗う為に見てるだけ!」


「・・・」


「・・・」


「・・・玲香ってほんとにむっつりだね、あんまり触り過ぎるとスイッチ入るよ?」


「あっ、ちがっ!そういう事じゃ!」


 ーー


 一緒に湯舟で玲香に体を預けてリラックス中。


「り、理沙ちゃん対面に行ってよ、む、背中が胸を押しつぶして苦しいよよ・・・」


「ん、どうゆう事?こう?」


 その場で振り返り顔が至近距離になった。


「あぅ、その場で体ごとこっち向かないでぇ」


「なになに?はっきり言ってくれないと聞こえないよ?」


「あうあう、喋ると口に理沙の吐息が当たるから・・・」


「ごめんね気持ち悪かった?」


 顔を暗くし、少し離して離す。


「あ、あ、あ全然!気持ち悪くないよ!」


「じゃあ良かった!」


 ニコっと笑ってさっきよりも至近距離で話す。


「あうあう」


 ーー


 洗面所で体を拭いている時。


「玲香のぼせちゃった?大丈夫?おっぱい飲む?」


「理沙のせいでね!それに飲まないよ!出ないでしょ!」


「試して見ないとわからないじゃない、ほら吸ってみ?」


「あうあう、はむ」


 玲香の顔を胸に誘導して胸を咥えさせる。


「どう?出た?」


「ふぇなひ、ちうちうちうちう」


 夢中になって吸いついてきた。


「あ、あの玲香さんん!?あんまり吸われぇえ!?るとこちらもおお!?こちらも対応にこまるううう!?のですが」


「・・・ちうちうちうちう」


「・・・んぅ!?」


 ーー


 裸で玲香を追いかける。


 バタバタバタ!


「玲香?その気にさせといて何で逃げるの?ほらおいで?早くヤるよ?」


 玲香も裸で部屋の中を、机を障害物にして逃げ回る。


「りりりりり理沙さん!違うの!あのちょっと夢中になってっしまったって言うか!」


 バタバタバタ!


「大丈夫だから安心して?先っちょだけだから!」


「なんの先っちょなの!?たぶんそれ先っちょだけじゃない!」


 バタバタバタ!


「はよっ!これで大人しくさせるよ?」


 バチバチバチ


「なっなにそれ!?スタンガン!?何でそんな物持って来てるの!絶対やめてね!?」


 少し正気を取り戻した。


「玲香ちゃんはお馬鹿さんかな?その逃げ方だとすぐ捕まっちゃうよ?私がこっちに回ったらどうするの?」


 机を挟んで上手く逃げ回る様に実践でレクチャーする。


「何を教えられてるの私は!?」


「ほら!もっと障害物上手く使って!」


 バチバチバチ


「スタンガンはこうやって使うと相手が嫌がるからね?ほら使ってみて」


 スタンガンを手渡す。


「何で渡してくるの・・・?」


「はいっ!私がこう襲ってきたら右にスタンガンを起動させる!」


 バチバチバチ


「そうそういい感じだよ!」


「その動き方覚えといてね?」


「理沙?」


 不思議そうに玲香が私の名前を呼ぶ。


「玲香は何でいつまでも裸なの?変態なの?誘ってるの?」


 自分の事は棚に上げて言う。


「理沙だって!と言うより理沙のせいじゃん!」


「風邪引いちゃいけないから早く服着よ?」


 やれやれと言った風に玲香に言う。


「フシャーーー!」


 猫の様に手を突き出して威嚇する玲香。


 無視して寝間着を着る。


「裸で添い寝してくれるんなら遠慮せずガブリエルだよ?」


 玲香も直ぐに寝間着を着始めた。


 髪をドライヤーで乾かすと、ベッドで二人で向き合って横になる。


「理沙ってほんと変な子だよね」


「裸で暴れていた玲香に言われたくないよ」


「それは理沙が追いかけてきたせいじゃん!」


「ふふっ、喜んでた癖に」


「もう!ねぇ理沙何で私をあんなに頑張って助けてくれたの?」


「こうして玲香と仲良くなりたかったから」


 真剣な目で玲香を見つめる。


「ぁぅ」


 そのまま黙ってしまったので寝るまで頭を撫でてあげた。


 ーーーー


 朝起きると玲香が朝ご飯を作ってくれていた。


 ケチャップ塗れのパンに、ケチャップ塗れの目玉焼き、コップにはケチャップのトマトジュース割りが入っている。


 イジメかな?


 配信で聞いてはいたけどここまでとは。


「いただきます」


 玲香がいただきますをしてから、パンに追いケチャップをする。


 俺が唖然としながらその様子を見ているとその視線に気付いた玲香が言う。


「どうしたの理沙?あ、目玉焼きにケチャップ足りなかったね、かけてあげるね」


 目玉焼きが真っ赤に染まり卵の部分が見えなくなった。


「れ、玲香?もしかして昨日の事、根に持ってる?」


「ん?昨日の事って、何の事?」


 可愛く首を傾げる玲香、どうやらこのケチャップ責めは好意からくる物らしい。


 意を決して真っ赤に染まった何かを口に入れる。


 うん、ケチャップの味しかしない。


 何とかケチャップを完食した。


 そして玲香の家から帰り際。


「玲香今日一日で良いからそのスタンガン常にポケットに入れておいてね?」


「?わかった」


「じゃあね、鍵締めておいてね、ばいばい」


「うん、わかってるよ、理沙お母さんみたい、ばいばい」


 手を振って玲香の家を出る

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― 新着の感想 ―
玲香ちゃんと色々エッチなことしててたまりません!興奮します!ありがとうございます!
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