主語が無い会話
今週もありがとうございました!
一日少ない一週間でしたが来週もですね。
中秋の名月も終わってお彼岸真っただ中です。
墓参りに行かれる方も多いでしょうね。
道中くれぐれもお気をつけて!
来週もよろしくお願いいたします。
誰かに報告する時にとても解りやすく話す方と、失礼ながら何のことを言っているのか解らない方がおられると感じます・・・
解りやすく報告できる方は理路整然と順を追って、さらに無駄な寄り道をしないで簡潔に話してくださいます
要するに最初に何が重要か?をちゃんと理解しているんですね
この「何が重要か?」を直感的に理解できる人は地頭がいい人だと感じるのです
さらにその何が重要かを理解したうえで、他の者に解りやすく説明ができる人は本当に優秀な人だと思います
博識で空間認識力も高くてIQも高いやろうなぁと感じてしまいます
学生の頃に習った思考する時の方法で、演繹法というのと、帰納法と言うのがあったと思います
演繹法は一から順番に組み立てていって最終的に結論を導き出す方法
帰納法は何が重要か?を見極めてそこへたどり着くににはどうすれば良いかを導き出す方法です
演繹法は縛りなく自由に発想できる利点はありますが結論を出すのに時間がかかる
帰納法は答えが解っているのでそれを導き出す方法を考えるので処理が早い
しかし、その答えが誤りであった場合に柔軟に対応できないとただの頑固者の過ちを犯す
しかしながら、帰納法で考える方は、重要なことを最初に理解しているので、話が早い
まあ、例えて言うならトランプの神経衰弱ゲームで、どこにどのカードが裏返っているか?をとても多く覚えている方ですかね?
答えが見えているのですからね
そしてカードを引き当てて行くうちに枚数が減って何か知らないカードでさえも正解させる確率を上げていきます
見ていて気持ちがいい
負けたら悔しいですけどね(笑)
それに引き換え演繹法で考えられる方は、試行錯誤の繰り返しで、寄り道はし放題だし、挙句の果てに何を求めていたのか解らなくなることも多いようです
それで、こういう方から報告を受けると、話の内容のどこが重要なのか?が解りづらい
さらに、一番痛感するのは話の途中で何のことについて話しているのか解らなくなることが多いのです
それで、「それは何のことですか?」と合いの手を入れてしまうこともしばしば・・・
一体何が原因なのか?と考えてみたら・・・
話している内容が箇条書きみたいに断片的で、その一つ一つに主語がないことが多いのです
主語が無く断片的に話をされると「え?それ何のことについて話をしているの?」になるのですよ
で、話している方もうまく伝えられないため、だんだんしどろもどろになって、さらに墓穴を掘るのです
相手に伝えるには主語をはっきりさせた起承転結が大切ですよね
そういう話し方をされるある方に聞いてみたのです「失礼ながら何故そんなに解りにくい話し方をされるのですか?」・・・失礼千万ですけどね
するとその方は「話しているうちに自分が何を言っているか解らなくなるのです」とのこと・・・
確かに答えが導き出せていないからなのですね
さらに、そういう方って仕事の窓口担当者なのに「取引先がこんなことを言ってきました」とだけの報告
それが報告だと思っておられることも・・・
「それであなたはどう思って、どうしようと思うの?」
この場合主語は自分自身なのですけどね・・・
その対応まで考えてから報告しないと自己の存在を否定していることになるのでは?
主語の無い箇条書きでは会話は成立しないようなのです