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バックオブスマイル~『ひと』の裏の顔~  作者: 春華秋闘
第一章
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優の落とし物

授業が終わり、荷物を持つ。

今日は木曜で、すべての部活動が休み。

隣のクラスの優を探しに行った。

しかし優の席はすでに空席だった。

「なぁ、優ってもう帰った?」

「優?あぁ、さっき出てったばっかりだよ」

「ん、ありがと」

足早に下駄箱に向かう。

すると、ちょうど優が靴を履き替えているところだった。

「おい優!」

大きめの声で呼ぶと、優がこちらをむいた。

「あ、翔真、わり、今日ちょっと用事あるから先帰るわ。じゃな!」

ニカッと笑って背を向けていってしまった。

用事あるならしょうがないな。

俺も靴を履き替えようとした。

…その瞬間。

背筋がゾクッとした。

誰かが急に驚かしてきたときのあの感じ。

後ろを振り返る。

しかしそこには誰もいない。

いつも通り、生徒が下校しているだけだ。

何だったんだ。今の感じ。

視線を足元に戻すと、そこに、

いつも優がリュックに付けているお守りが落ちていた。

(あいつ、落としてったのか)

今日は先に帰って行ってしまった。

明日渡せばいいか。

そう思い。ズボンのポケットにお守りをしまった。

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