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8話 現状確認

明けましておめでとうございます!遅れてすみません。今回も楽しんでいただけると嬉しいです。

新しく仲間になったブラッドホークあらためアーベントとエーデルを肩に乗せ、モーントを付き従えて街の宿屋へ戻る。プレイヤーとすれ違うたび目を見開き二度見をする人が大半、カメラを持って追いかけてくる人が1割ぐらい。うん、もう全力で逃げましたよね。思わず宿屋に飛び込んだわ。この顔も目立つし、身バレするのは時間の問題だ。仮面やベールでも買うか?装備も整えたいし。モンスターを倒したことで元の所持金1000ディルに加え財布に1600ディルある。(100ディルで銅の剣が買える)まあ手持ちはあるし、回復魔法を買ってもいいんだけどね。一番効果の低いヒールは500ディルで買えるし。まあ、一回ログアウトして寝るか。ちなみにこのゲームの中は現実の2倍ぐらいの速さで時間が進む。


「アーベント、エーデル、モーント、ペスカもおやすみ」


ベッドに腰掛けてそれぞれを軽く抱きしめて撫でてからベッドに寝転がる。ちょっと硬めだ。するとウィンドウが出てきた。


〈ログアウトしますか?〉


「ログアウト」


一瞬で意識が現実に引き戻される。ヘルメットを外し、スマホを見ると由美から昼頃に着信が入っていた。内容はゲームのお誘いだ。かんっっぜんに忘れてた、どうしよう……


「今日はちょっとバタバタしててとでも言うか?いや、素直に謝ろう……」


“ゲームに夢中になってて忘れてました。ごめんなさい”

“いいよ、明日の夜6時ぐらいからやろ!最初の街の広場の噴水前集合ね。私のキャラネームは〜”


「うん、これでよし。明日は忘れないようにしないとなぁ」


お風呂に入って、夕飯に天丼とお吸い物や豆腐を食べたあと、布団にダイブした。スケジュール表を見ると明日は取材があるらしい。めんどくさい、ゲームずっとしてたい。


「はぁ、仕事辞めたい。もう疲れた」


枕に顔を埋めながらスマホを開き“女優 マリ”と検索する。するとまとめサイトや掲示板がヒットした。掲示板を開くと“泣く演技にグッときた”や”いつも綺麗“など好意的な投稿もあったが、”早く死ねばいいのに“や”確かに美人だけどそれを鼻にかけてるよなw“、”バカオーラ丸出しw“ 、”アクションも自分でやってるとか嘘だろwあんな奴ができるわけないw“など悪口の投稿の方が目についてしまう。悪口の中にもアドバイスが含まれてたりするから見るのだけど、やっぱり苦しいな。

スマホの電源を切り、眠りについた。





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