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7話 仲間

じっとこちらをみている鷹、その鷹を見つめる私たち。うん、どうしよう。


「ピュイー」


鷹が首を傾げて笛のような鳴き声を出す。体の向きをゆっくりと変え、向き合うと鷹がこちらへやってきた。鷹の歩き方ってこう、なんか、のっすのっす?て感じの歩き方なんだなぁ……なんて思っているとウィンドウが開かれた。


〈ブラッドホークを仲間にしますか?YES/NO〉


仲間?戦闘もしてないのに?


「ペスカ、戦闘はしなくてもモンスターが仲間になることはあるの?」


「はい。力の誇示による屈服はテイムするための一つの手段というだけでして特定の条件、もしくは懐かせることによりモンスターはテイムできます」


「へえ、ありがと」


礼を言うとペスカはゆっくりと点滅してぽんっと消えた。そして、ウィンドウのYESをタップする。


「ピュイーッ」


両翼を広げて嬉しそうにブラッドホークは鳴き、飛び上がり私の右肩に乗る。エーデルは少し左に寄っている。そして頭を私の頬にスリっと擦り付けてくる。うん、可愛い。可愛いんだけど、爪が食い込んで痛いな……防具新調するか。新しく仲間になったブラッドホークは薄い茶色ベースの体に羽の端に向かっていくにつれて茶色が濃くなる体に艶々として尖っている黄色いクチバシ、瞳は鋭い光を放つ金色……いや、ただの金色じゃないな。部分的にほんのりと青色がかっている。そっと頭を撫でると抵抗のないふわふわとした柔らかい触り心地、体は少し反発があるが軽い手触りで気持ちがいい。撫でると目を細めるのがまた可愛い。


〈名前をつけてください〉


ブラッドホークを愛でているとウィンドウが現れた。名前かぁ……モーントとエーデルの時も思ったけど難しいんだよな。茶色に金、月はモーントだし、金……ふと空を見上げると雲が夕陽に照らされて金色になっていた。今は黄昏時か。黄昏は確かドイツ語でアーベントデメルングだったはず。


「あなたの名前はアーベント。黄昏って意味からとったの。どう?」


「ピュイッ」


〈ブラッドホークはアーベントという名を受け入れました。これより名付けを終了します〉


さてさて、暗くなってきたし、仲間も増えたことだし街に帰りますか。



私の作品を読んでくださってありがとうございます!いやー、可愛い。私の作品の動物たちが可愛い(自画自賛)もう鷹を肩に乗せるとか羨ましいかよ。主人公そこ変われって思いながら描いてましたねwちなみに鷹とわしの違いは大きさらしいですよ。この作品をいいなと感じていただけたなら高評価、ブックマークをしていただけると嬉しいです!ではまた次回。

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