6話 初戦闘
遅くなってすみません!今日から冬休みなんで結構更新ペース早くなるかもです。楽しんでいってくださると嬉しいです。
さてと、途中で我がモンスたちの可愛さに悩殺されながらやってまいりましたフィールドでございます。ペスカは途中でふわりと消えました。また用があるとき読んだら出てくるっぽい。あたりは草原……いや、まあまあ先に森?林?があるな。フィールド名はアジーン草原。出現モンスターは昼間は主にホーンラビット、ウルフ、スライムで、夜はバット、スケルトン、稀にゴーストが出るらしい。夜の方がモンスターが全体的に強いらしい。
「まだ夜のうちは来ない方がいいか……」
モーントもエーデルも私自身もまだレベルが低いし、装備も未熟。死に急ぐような真似をするわけにはいかない。しばらく歩いていると、ホーンラビットがいた。
「エーデル、モーント、すこし待ってて」
そっとエーデルを首から外し、モーントに乗せる。そして少し離れたところまで行ってから剣を引き抜く。しっくりと馴染む重量だ。片手に剣を持ち走ってホーンラビットに近づく。気付いたホーンラビットは突進してきたが横にかわし、剣を上段に構えて振り下ろし首を切り落とす。criticalという表示が出てホーンラビットは肉、皮、角、宝石のようなものを残してポリゴンになった。アイテムを持ち上げて収納すると念じると手の中から消えていった。アイテム欄で見てみると、このように書かれていた。
・角兎の肉 ホーンラビットの肉。さっぱりとしていて臭みは少なく美味しい。
・角兎の皮 ホーンラビットの白く短い毛の生えた皮。なめすと防具に使える。
・角兎の角 ホーンラビットの角。下級の治癒薬に使える。
・角兎の魔石 ホーンラビットの魔石。売るとまあまあな値段になる。装飾品にも使える。(テイムしているモンスターに与えることで素早さが上がる)
「へぇ、魔石はモンスターに与えることで強化できるのか……モーント、エーデルおいで」
少し離れていたところから見ていた2匹を呼ぶと、駆け寄ってくる。ぐふっ、可愛い、好き。口から垂れそうになっている涎を拭って、ホーンラビットの魔石を手に出し見せる。
「どっちがこの魔石を吸収したい?」
2匹は顔を見合わせたあと、モーントが私の手に頭を擦り付けてくる。
「モーントでいいのね?」
確認すると2匹は頷く。そのあとモーントに魔石を差し出すと、パクッと食べてバリボリ音を立てながら食べた。心なしか嬉しそうだ。食べ終わったのを見計らって声をかける。
「じゃあ、次は君たちがどんな闘い方をするのか見せてもらおうかな。どっちからやってみたい?」
モーントが1歩下がり、エーデルがスルスルっと近づいてきた。
「じゃあエーデルにお願いしようかな。あのホーンラビットを狩るの」
見回すと別のホーンラビットがいたため指をさし指示を出した。するとエーデルは素早く地を這い相手に近づき、首に噛みついた。ホーンラビットは暴れていたが徐々に動きが遅くなり、パタリと倒れた。胸あたりが上下しているため生きてはいるようだ。エーデルは牙を抜き、自身の体を相手の首に巻きつけゆっくりと締め上げていく。しばらくすると大きく痙攣してホーンラビットはポリゴンとなりいた場所にはアイテムだけが残っていた。ゆっくりとエーデルに近づくと誇らしげに私のもとへ近づいてきた。腕を差し出すとスルスルと登ってきて私の肩にかかるようにして収まった。ドロップしたのは角以外は私と同じだ。魔石がまたドロップしているため、エーデルに差し出すと丸呑みしていた。
「すいごいね……麻痺毒かな?最初から状態異常攻撃を使えるなんてエーデルは優秀だね」
頭を撫でながらエーデルを誉めているとモーントが近寄ってきてぐいっと私の服の裾を引っ張った。このぐらい僕にもできるもんっと言ったような感じか。………可愛すぎる
「わかったって、次はモーントの戦いぶりを見せてもらおうかな。じゃあ、あそこのホーンラビットを倒してみて」
少し離れたところにいたホーンラビットを指さして指示を出す。相手を見つけたモーントはかなりのスピードで駆け寄りそのスピードのまま体当たりをした。相手は気付きはしたようだが避ける暇はなかったようで、もろにくらっていた。ホーンラビットは軽いようで体当たりを受けたことで宙に打ち上げられ、落下しそうなところを後ろ蹴りされて、また宙に打ち上げられ、今度は落下して地面にぶつかったことで落下ダメージが入り、ホーンラビットはポリゴンと化した。……うーん、うちの子たち戦い方がエグいな……可愛いけど。ほころらしげに胸を張ってモーントが駆け寄ってくる。鬣を撫でながら褒める。
「お疲れ様、モーント。強かったね。足も早くてかっこよかったよ!」
2匹の戦い方もわかったし、今日の戦闘はこれぐらいでいいか。それより2匹と戯れたい。草原に座りあぐらをかき、ポンポンと膝を叩くとモーントがやってきて足を折って座り、頭をのせてくる。右手で鬣と耳の裏を重点的に撫でていると気持ちよさそうな雰囲気が伝わってくる。エーデルは左手で頭を優しく撫で、たまにトントンとすると気持ちよさそうだ。うん、幸せ。
しばらくそうしているとモーンとの耳がぴくりと動き、頭を持ち上げ私の後ろを見つめだす。エーデルも首をもたげてみている。私も手を後ろにつき振り返ってみるとそこには鷹がいた。鷹はじっとこちらを見つめてくるし、私たちもずっと見つめる。さて、どうしようかな。この体制結構きついんだよな……
さてさて、みんなの闘いぶりがみれましたねー主人公が剣を違和感なく扱えるのは、映画で使ったことがあるからです!後ろにいた鷹ちゃんはなんなのでしょうか?私ですね、マージで猛禽類好きなんですよw同士の方いらっしゃいますかね?私の作品を読んでくださってありがとうございます!この作品をいいなと感じていただけたなら高評価、ブックマークをしていただけると嬉しいです!