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1話 人生、変わったかも

「あ〜っ!!!アニマル成分が足りんのじゃい!」


 私、竹中碧希(たまき)は今日も家で叫んでいた。女優、マリとして仕事をし、番組の収録を終え、家に帰りテレビをつけ適当な番組を流す。そして、カバンをベット脇に置き、ベットにダイブ。そこに可愛らしいペットがいたらなんて幸せなんだろう!と、何度想像したことか……何度か飼おうと悩んだこともあった。だが、女優業やら、人付き合いやらで帰宅時間もバラバラ。家族も他界してもういないし、一人暮らしで、飼う動物たちを不幸せにしそうで飼えなかったため結局今まで動物を飼ったことはない。


「可愛い、もふもふ、ツヤツヤでも、しっとりでも、サラサラでも、ザラザラでもいい、動物が飼いたいよぉ……」


一通り布団でのたうちまわり、一息つく。こんな姿、ファンには見せられないな……


『あなたも、この世界に来てみませんか?プレイスキルの試される戦闘、やりがいのある生産が手軽に、マイペースに楽しめます。興味を持った方はぜひ[Frontier World]をプレイしてみてください。好評発売中!』


つけっぱなしにしていたテレビから宣伝の音声が聞こえた。普段は気にも留めない宣伝だが何故か気になり、鞄からスマホを取り出しネットで調べる。

そうすると、すぐにヒットした。どうやら大ブームを巻き起こしたVRゲームを作った会社の新作らしい。


「へぇー、面白そう……ん?」


ゲームのホームページを眺めているとふと気になる一文を見つけた。


[テイマー:モンスターと心を通わせ使役する職業。極めれば全てのモンスターを仲間にできます。動物好きの方におすすめです]


「……私のためにあるのかな?」


無意識に某通販サイトを開き、VRゲーム機本体とゲームソフトをお急ぎ便で頼んでしまった……明日の朝には届くらしいし、しばらく仕事も休みだ。開き直って楽しみに待っておこう!……早く届かないかな?

拙い文章なのに、ここまで読んでくださってありがとうございます!ここから主人公のもふもふライフが始まります。はてさて、最初の仲間はどんな子なのでしょうか、乞うご期待!

もし、この作品に対し好意的な感情を持っていただけたならブックマーク、高評価をよろしくお願いします。

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