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盾の魔術師、トップを疾走れ!  作者: 九五
【終わる世界、始まる世界】
14/33

ver.11 囚われの少女と、少女の目覚め

今後の執筆状況にもよりますが、今のところはなんとか間に合っているので、更新日を水曜日の夕方、土曜日の午後で週二回にしたいと思います。よろしくお願いします。




……評価、ブックマークなどいただけますと、喜びに小躍りし、アドレナリンが出て更新頻度上がるかもしれません。こちらもよろしくお願いします。(小声)



 迸る火炎。吹き飛ぶ人狼。そして響き渡るあたしの謝罪。混沌(カオス)もカオス。大混乱である。……主にあたしが。


「ああ、どどどどうしよう!?」


 大地を叩いて魔術を発動したばかりの錫杖を両手で握りしめてオロオロする。どうしたらいいの? ヘルプやHowtoに載ってないの? “味方を攻撃してしまったときの誠意の伝わる謝り方”。


 キレイに仰け反りノックバックするStevepunk氏を見つめながら、せめて敵は倒せていればと思ったが、一撃とはいかなかったようだ。


 もう一発……? い、いやいや、次もタイミング被ったら目も当てられない。というかなんで炸裂する系選んじゃったんだよ、あたし。


 精密に敵一体を撃ち抜く系の魔術、を咄嗟に思い出すのは……無理か……!?


 そんなあたしの混乱を知ってか知らずか仰け反りから復帰したStevepunkさんは、しかし力強く突進する。


「スキルON! 『血気咆攻(ブラッディロア)』!」


 声とともに人狼の全身から上がる血煙。眼球は赤く発光し、発達した筋肉が限界まで膨れ上がる。所謂『凶暴状態(バーサーク)』のスキルだ。


 爆発的に底上げされた攻撃性が人型の植物をいとも簡単に引き裂く。二体目のそれも鋭さを増した爪で切り裂いて、続けざまにあたしの方に向かってリュックを放り投げた。


「ドンマイ! でヤンス!」


 言うなり幹へと駆け出していく。うぅ、みんな良い人だ……。なんとか、なんとか少しでも役に立たなきゃ……!


 その一心でゴロンと転がったリュックへと近づく。その入口を開くと、中身の一覧がウィンドウとして表示される。効果的なもの、役に立つものは入っていないのか、タッチして説明に目を通していく。


 明らかにガラクタ、説明を読んでも意味の分からないもの、ううん、これでもなさそう。ってか何スクロール分のアイテムが入ってんの。異次元リュックだ、これ。


 とその中の目に止まったひとつ。タッチしてフリック。ぽこんとコミカルなSEを伴って飛び出してきたのは、このリュックにどうやって入っていたのかわからないほどのサイズ感の『斧』だった。





◆◆ NOW LOADING…… ◆◆




 煙の間から見えたその顔は、今にも泣きそうな表情だった。


『いいか、スティーブ。絶対に、女の子を泣かすような男にはなるんじゃないぞ』


 やたらとお洒落で、事ある毎に格好つけで、いっつもジゴロぶっていた祖父が自分に言っていたセリフだ。


 どう考えてもわざとじゃない。こっちを援護しようとした結果だ。責める理由なんてないし、自分ができることは『気にしないで! ほら、全然大丈夫だから!』と伝えることだ。


「スキルON! 『血気咆攻(ブラッディロア)』!」


 思うよりも早く、声に出していた。低い唸りのような音とともに身体から赤い靄が上がり、少しだけ体温の上がった感覚。視界がわずかに赤みを帯びる。


「やるでヤンス。ここで、ヒーローになるでヤンス……!」


 蹴り出すと僅かな力で一気に加速した。思わぬ速度が出て引けてしまいそうになる腰に力を込めて踏み込む。地面がヒビ割れ足跡になる。そのまま右手を振り抜くと、硬そうに見えたギザギザの葉が、ピンと張ったトイレットペーパーのように千切れた。


 早すぎて追いつけなくなりそうな視界をなんとか制御して捉えた二体目、一歩を踏み出すだけで懐へ。拳を開いて爪を出し、思いっきり振り抜いたアッパーカットの形。空振りのように手応えなく、しかし確実に敵は八つ裂きになっていた。


「き、き、き、気持ちいいでヤンス……!」


 まるでアメコミのスーパーヒーローになった気分だ。憧れた存在になれた気がして打ち震えた。スキルの効果は絶大だったが持続時間は15秒ほど。残り10秒を切っている。急いでリュックをNine Re:birthへと投げ、ギミックの解析を任せる。


「ドンマイ! でヤンス!」


 彼女に伝えたい思いを示せたかどうかは正直もうどうでも良くなっていた。このまま大樹ですらもへし折れそうなくらい、彼は一気に調子に乗った。


「このまま、やっつけるでヤンスよ!」


 猛ダッシュで巨大な幹へと接近して、


「オオカミくん、お願い」


 上空から聞こえた声に顔を上げれば、目の前になにかが迫っていた。それは、人であり、女性であり、Canaryであり、そしてひらめくスカートであり、


「ぱぱぱパン――っじゃなかったでヤンス!」


 視界のど真ん中を占領する御御足。そして見えた黒の色は、インナーのホットパンツ。彼の脳内では瞬時に様々な情報と期待と現実が処理されて思わずそのセリフが口をついて出たが、再び彼女を受け止めた両腕はとても優しく機能した。





◆◆ NOW LOADING…… ◆◆




 サッカーボールサイズの丸く茶色い身体。それだけなら可愛いものだがその(くちばし)突撃槍(ランス)のように鋭利で、名前の通りに自分に向かって高速で突撃を繰り返してくる。二羽交互に行われるそれは相当な速度で、プロゲーマーCanaryをしても防戦一方になるほどの激しさだった。おまけに樹上は足場としては狭く、方向転換するのにも窮屈。その上相手はモチーフになっている鳥には本来ない飛行能力を備えており、空中でも鋭く旋回して再突撃をしてくる。


「突撃ーウィだなんて、そんな可愛らしいもんじゃないわね」


 小言を言いつつそれでも受け、捌き、回避し続けているのは伊達にプロを名乗っていない。そう思わせるに十分な立ち回りだ。しかし、反撃できなければそれまで。集中が切れ、手元が狂えばすぐに蜂の巣だ。


 間隙を縫って未だ眠りこける少女を見やる。誰だかは分からないが、ここまで強固に守られる存在であれば間違いなくキーキャラクター。勝利条件とすら言えるかもしれない。


 しかし、この状況を一人で打開するのは難しいと判断したカナリア。突撃を続ける鳥が二羽同時に離れた瞬間を狙ってその場から飛び降り離脱した。そしてすぐに気づく。いや、思い出した。樹上はビルにして4、5階程度の高さだということを。


「まずったわ」


 この高さ、このままでは落下ダメージを受ける。継続ダメージもまだある中で大きなダメージは命取りだ。下手をすれば一撃離脱もあるかもしれない。ぞわりと背筋を冷やした彼女の視界に赤い軌跡と残像を残して影が躍り出た。


「オオカミくん、お願い」


 カナリアは咄嗟にその影に声を投げかける。赤黒く充血した眼が自分を捉えた。


「ぱぱぱパン――っじゃなかったでヤンス!」


 よくわからないことを叫びながら、しかし完璧に受け止めてくれたその腕。一切のダメージなく地上に降り立てたことに小さな声でナイスと呟く。


「ありがとう。助かったわ」


 改めて感謝を伝えながら視線を自分が落ちてきた樹上へと向けると、


「追ってきてる。オオカミくん、気をつけて!」


 急降下を仕掛けてきているふたつの影。鋭い嘴がギラリと光を反射して、


「この野郎! でヤンスぅ!」


 スキルの効果で反応速度も上がっているSteve punk。振るった爪は風を切って唸り、突撃ーウィを襲う。狙われた一羽は器用にも直前で軌道をズラし、Steve punkの眼前に迫った。瞬間Steve punkも首を捻る。嘴が人狼の頬を掠めて、交差して通り過ぎるふたつの影。直後、空を裂いたはずの右腕にドスンと大きな手応え。先を行った一羽がブラインドとなって反応しきれなかった二羽目が人狼の爪にかかった。


「ぬぅおおおお!」


 その勢いを渾身の力で押し返し、振り抜く。突撃ーウィは三枚にオロされて、空中で闇になり霧散する。


「わっととと、これは……おおおでヤンス」


 同時にスキルの効果が終了して、急ブレーキがかかったように身体にがくんと制動がかかり、突然水中に落ちたかのように視界が滲んだ。強力なスキルの反動。数秒かけて徐々に戻っていくが、彼にとって初めての感覚に戸惑う。


「あ、あわわ。ど、どうしようでヤンス」


 目隠しをされたようにオロオロとする彼の無防備な背中に目掛けて、一羽目の突撃ーウィが旋回してその矛先を向ける。そして加速、した瞬間にカナリアが割り込んだ。


「スキルON、『写身弾捌(オボロムラマサ)』」


 弾くスキルを再び発動。突進を斜め上から叩きつけるように受け流す。突撃ーウィは強力に進路を変更され、勢いそのまま地面に嘴を突き刺した。身動きが取れずギィギィと暴れるそれに素早く近づいて攻撃を叩き込むカナリア。地に落ちた鳥は静かに闇と化して消えていった。


「本当に助かったわ。ありがとう」


「あ、ああ、いえいえ。こちらこそ、その、ありがとうでヤンス……」


「?」


 Stevepunkの感謝の言葉はカナリアにはピンとこなかったが、ひとまず一つの脅威は排除できたのだった。





◆◆ NOW LOADING…… ◆◆





 鳥肌がたった。


 幹へと向かったStevepunkさんと、木の上から飛び降りてきたカナリアさんの連携。打ち合わせもなく、それぞれ咄嗟の判断だったはず。それでもふたりはすぐさま合流し、お互いをスイッチして高速で飛ぶ鳥を落とした。


「……かっこいい」


 思わず声に出た。美しく、流れるようなその動きに、あたしもあんな風にプレイしたいと、そう思ったのだ。もちろんそれには憧れの気持ちも多くあったのだが、なによりも羨望の気持ちが強くあった。Stevepunkさんのことをプレイ歴が浅いんじゃないか、なんて思っていたのもあって、あたしは心の何処かで下に見て、安心していたのかもしれない。自分よりも下手なんじゃないか、と。


「……はぁ、全く」


 自分の小ささにうんざりする。プロゲーマーになりたいわけじゃない。ランキングの上位にいたいわけでもない。でも、ゲームを楽しみたいという気持ちは、ある。一人で、自分のペースで身の丈に合った遊び方をするのももちろんいいだろう。でも今回は、成り行きだったけれど誰かと一緒にプレイすることをしてみようと思ったのだ。十分休んだ。そろそろ人と関わってもいい。そう思ったのは今まで通りの自分でい続けるためじゃない。変わるためなのだから。


「……よし。うん、よし!」


 気合を入れる。決意を新たにする。背中に担いだ大事な『盾』が、少しだけ重さを増して背を押した気がした。


「Stevepunkさん! これを!」


 う、お、重っ! STR(筋力)が足りなくて持ち上げるのも一苦労な、リュックから取り出した『斧』を、遠心力を目一杯使ってなんとか彼の方へと投げる。中途半端な位置に落ちて突き刺さったそれにStevepunkさんが駆け寄って、軽々と持ち上げた。


「おお! 格好良いでヤンス!」


 人狼に掲げられたそれは、戦斧だ。2メートルはあろうかという柄の先に自転車のタイヤくらいの大きさの刃が付いている。それだけでも十分な攻撃力がありそうだが、あたしが注目したのはそのテッペンに取り付けられている機構。そして”赤黒い石”だ。


「え、ええと、なになに。霊精機構……? 使い方、でヤンスか」


 武器を所持したことでポップアップした使用方法(チュートリアル)のウインドウを見つめる無防備な人狼。慌てて危険を伝えようかと思ったが、茨のツルの攻撃を当然のように防ぎ、彼を守るカナリアさん。さ、さすが。ひとつ胸を撫で下ろし、


「魔法効果付きの武器です! Stevepunkさんなら強力な一撃が放てるはずです!」


 伝えると、人狼Stevepunkがニヤリと笑みを作った。


「『義現作(ギミック)』ON! 【焼夷厳斧(シウテクトリ)】最大出力!」

 

 Stevepunkの呼びかけに応えたのは彼の手にある無骨な戦斧。その柄の先端、機構によって取り付けられた赤黒い”霊精石“がエンジンの始動音のようにぶるん、と唸って白煙をあげる。石の内部の『精霊力』を燃やし、刃が赤黒いエネルギーを纏った。


 駆け出す彼に降り注ぐ茨のツル。いくつかをカナリアさんが受け、いくつかを彼が避けて、


「其を導くは吹き上げる風。我が戦友に、逆巻け! 『旋空戦風(エアガイツ)』!」


 その背中に風の魔法を放つ。今度は事故のないように、人狼の行く手に塞ぐものが無くなったタイミングを見計らい、発動させる。


 踏み込みに合わせて魔術の突風が後押しをする。風圧に身体が浮き上がって加速して、その速度に身体が弓なりになるのをアバターのパワーで押さえつけて、エネルギーの塊と化した戦斧を大樹の幹に横殴りに叩きつけた。

 

 轟音と衝撃はまるでナパーム弾による爆撃だった。斧が発したエネルギーは逆流して立ち昇り、大きく飛び退いたカナリアさんを吹き飛ばし、Stevepunkさんもろとも灼熱の渦に飲み込んだ。あたしは爆心地から距離があったため踏ん張れば持ちこたえられたが、巻き起こる暴風に目を細めながら、思う。


「こ、これ、Stevepunkさん……無事……?」


 けしかけたのあたしで、ボロボロになっちゃったら騙したみたいで申し訳ないけど……。舞い上がった木片が落ちる音、唸った大気が徐々に落ち着きを取り戻していく。空に広がった黒煙が濃度を薄くしていき、


「すごい威力ね」


 あたしの側まで飛ばされてきたカナリアさんがふわりと着地して呟いた。見えた呪木の傷跡はまるでクレーター、いや、それこそ狼の牙で噛みちぎられたようだった。乗用車1台分の太さはありそうな幹の大半が抉れてなくなり、向こう側が見えている。しばし燻り渦巻いていた火柱は瞬間的にたち消えて、そこにはほんの少し煤けただけのStevepunkさんが戦斧を片手に立ち尽くしていた。


 熱が残り赤く発光する戦斧を肩に担ぎ、半身であたしたちを振り返り微笑んで親指を立てる。無事なようでなによりだし、彼が最大の功労者であることは間違いないが、


「良いドヤ顔ね。なんか腹立つけれど」


 カナリアさんの感想に、あたしは苦笑いを返しつつ、ほっと胸を撫で下ろす。


「倒れるわ」


 ミシミシと音を立てて、支える力を失った大樹が傾き出す。未だ眠りこける少女を抱いたまま、倒れ、崩れ、(ほど)けていく。それを見るや素早く走り出したカナリアさんが、別ポーズをとり始めたStevepunkさんを追い越して、


「あ、あれ? でヤンス?」


 崩れ落ちていく幹の中、足場にできるところを選んで跳び、登っていく。少女が座っていた椅子のような形のところも闇に戻り消え去って、投げ出された身体をカナリアさんが空中でキャッチした。すごいなぁ……。どうやったらあんな動きができるようになるのだろう。


 空を覆い、この場を囲んでいた茨のツルも崩れ落ち、闇になって消えていく。再び光を取り戻した空間に、少女を抱えてカナリアさんが立っている。とことん絵になるその姿にあたしとStevepunkさんが駆け寄って、


「お、お疲れ様でした。足引っ張っちゃって本当ごめんなさい」


「そんなことないわ。ふたりともありがとう」


「あっし、格好良かったでヤンスか?」


「そう、ね。まぁまぁじゃないかしら」


 言われてウキウキなStevepunkさんだが、今のは適当な返事だな、たぶん。


「ん……うん……」


 カナリアさんの手の中で、文字通り計ったようなタイミングで少女が目覚める。ダボッとした薄緑のワンピース姿で、瓶底メガネの向こうはそばかすのあるあどけない顔。現実で言えば小中学生くらいに見え、やはりかなり幼い。


「んー……よう寝たわ。どこや、ここ」


 緊張感なくあくびをする少女。というか、関西弁もあるんだ、この世界。


「こんにちは」


「え、あぁ、こんにちは……?」


 カナリアさんが少女に声をかける。彼女は不思議そうにしながらも返答し、状況を確認しようと見回す。視線はカナリアさん、あたしを経由して、人狼へ。


「ど、どうもでヤンス」


「………………」


 照れくさそうにStevepunkさん。流れる沈黙。


「うわぁああああああ!」


「ひぃ! なんでヤンスぅううううう!」


 少女が絶叫し、Stevepunkさんも絶叫する。カナリアさんの腕から飛び降りて走り出した少女はすぐに躓きべちゃりと転んで、


「か、堪忍してやぁ! 食わんといて! ほ、ほら、どう見たってウチよりそっちのおねぇちゃんたちの方が美味しそうやろ!?」

 

 お尻で地面を後退りしながらあたしたちを指差す。思わず顔を見合わせるあたしたち。


「いや、あっしはモンスターじゃなくて」


「いやや! 助けてお母ちゃん! ウチ、お母ちゃんもお父ちゃんもおらんけどぉおお!!」


 歩み寄ろうとするStevepunkさんの言葉も聞かず、さり気なく重めな設定を投下しながら取り乱してバタバタと逃げようとする少女。


「あ、あのでヤンスね……」


「嫌やぁ! 食ーわーれーるぅー!」


「だめね。オオカミくん、ちょっと離れててもらえるかしら」


「はい、でヤンス……」


 少し後ろに下がるしょんぼりな人狼。それを涙目で睨む少女にあたしはしゃがみこんで目線を合わせて、


「あの、あなたさっきまで凶暴な樹の上で寝ていたんだけれど、覚えてないかな」


「……覚えてへん。一体、どこやの……ここ」


 説明しようにも、あたしたちもこの森の名前もよくわかっていないしな。混乱しているんだろうから、まずは落ち着いてもらわないと。


「えっと、なにかわかることはある? 例えば自分の名前とか」


「……ウチはウラン。ゴミ山にひとりで住んどる、ウラン・コーリー言います」


 いや、やっぱ設定重すぎない?





≫≫≫≫≫ Save and continue……

【tips(語られぬ予定の設定たち)】

●アバターの装備、インナー問題について

気になるスカートの内側はホットパンツです。装備を全て外した所謂『裸』の状態の限界は“ヨガ、ピラティスのウェア”くらいが限度です。

かつては”下着“までがオッケーだったのですが、一部のプレイヤーによる『性犯罪まがい』の行動がエスカレートしてしまったため、制限が設けられました。

今は盗撮、ローアングルスクショなどもIGSFの監視AIに引っかかると削除警告、悪質な場合は法的処置がとられます。

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