前へ目次 次へ 5/7 冷薬灼毒 心のうちのマグマを凍らせよう 防寒着を脱ぎ捨て 氷菓子を歯茎で咀嚼して でもそんなことは無意味かもね 一度は麻痺したはずの感覚も 燻ったままでは終われないから 最後の告白は薬であり毒でもある 二者択一の狭間で揺れ動くのにはもう飽きた いつもと同じ君 いつもと同じ会話 違うのは俺の今だけ 別れ際にかける言葉 息継ぎをしてもまるで宇宙にいるみたい 一瞬氷の彫像のように固まった君は 目だけに熱を灯したようにふにゃりと歪む 君は泣き笑いのようなものをして言った "同盟成立だね"と