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魚眼レンズ

俺を呼ぶ君の声

鼓膜を心地よく震わす


振り返ると君の笑顔

向日葵のようで眩しい


内面で荒れ狂う歓喜

心臓はアレグロで動き出す


でも

君がするのはあいつの話ばかり

君の話を聞く俺の顔は

泣いているのか

笑っているのか

自分で自分が分からない

ねえ、君は俺の気持ちをわかっているの?

いったい、俺の本当の名前を呼んでくれるのはいつ?


聞きたい気持ちを必死に抑えて

激しい吐き気に胸を掴む


全く意味の無い深呼吸をして

魚眼レンズで君を覗いた

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