支離滅裂舞踏会
わたしが水で
あなたが魚だったら良かったのに
だってあなたは
わたしの中で自由に泳いでくれるでしょう
わたしの中だけで生きてくれるでしょう
わたしがいなきゃ生きていけないってことでしょう
だから
わたしはあなたのために綺麗な水でようと努めるんだけど
でも
魚のあなたに羽がはえてしまって
大きな空に飛んでいってしまって
わたしが「待って」と言っても
あなたの耳には届かなくて
わたしはあなたをただ見送るだけになる
そんな未来が
何となく予想できてしまうのは何故なんだろう
あなたはくだらないと呆れるだろうけれど
わたしは何の疑いもなく信じてる
この物語は真実になる
あなたが裏切る人だと
わたしは知っている
顔に書いてあるよ
ぼくは嘘つきですって