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支離滅裂舞踏会

作者: アルマ


わたしが水で

あなたが魚だったら良かったのに

だってあなたは

わたしの中で自由に泳いでくれるでしょう

わたしの中だけで生きてくれるでしょう

わたしがいなきゃ生きていけないってことでしょう


だから

わたしはあなたのために綺麗な水でようと努めるんだけど

でも

魚のあなたに羽がはえてしまって

大きな空に飛んでいってしまって

わたしが「待って」と言っても

あなたの耳には届かなくて

わたしはあなたをただ見送るだけになる

そんな未来が

何となく予想できてしまうのは何故なんだろう


あなたはくだらないと呆れるだろうけれど

わたしは何の疑いもなく信じてる

この物語は真実になる

あなたが裏切る人だと

わたしは知っている

顔に書いてあるよ


ぼくは嘘つきですって


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