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向き合う仕事、逃げてきた時間。

私ってバカだ。


そう言って、1人になった私は泣いた。


このバカだって泣く私に。

笑って、

「ほんとにそうだな。」


なんて言ってくれる彼は居ない。


自分で消した。

そうだ、自分を見つけるために。


自分の為と言って。

彼を殺した。


私は自分と向き合った。


自分の知る限りの言葉を集めた。

自力で、自分で。


私って一人で、彼無しで。


守られてた。

そう気付くには時間は掛からなかった。


無くした彼。

無くした友人。

無くした恋人。


沢山失ったのは、全部自分のせいだった。


だからこそ、私は自分と向き合った。


だけど、私には何も残らなかった。


向き合うほどに何もないと、実感し。

向き合わないほどに、甘えを受け入れ。


逃げてきた自分を見つめる。


こんなにも、逃げていた。


彼に押し付けて、逃げていた。


私には、自分があるのかな?


そんな風に考えて。

また沢山の言葉を書き出していく。


それが何日か前から始めた。

私の仕事。


誰にも言わずに始めた仕事。


成果を出せるかなんて分からなくて。


成果が出ても、自分で褒めてあげられる?


逃げてきた時間は長い。


向き合う為の時間は短い。


残された時間は少なくて、

焦るほどに、自己嫌悪に陥っていく。


手放したのは私だった。


差し出された手を拒んできたのは自分だった


自己嫌悪に浸るなら、

まだもう少し、書き出してみよう。


右手の痛みが自分のものとして

しっかりと帰ってきた。


彼が居なくなった、証拠だった。


こんなにも、痛いんだね。


そんな痛みを私は一人逃げてきた。


臆病だから、逃げてしまう。


言い訳だ、自分に納得させてただけだ。


だから、もう甘えたりしたくないんだ。


私より苦労している人がいて。

私より努力している人がいる。


そんな人たちに、甘えられない。


そう、思ってしまった。


…また、自分に嘘を吐いた。


寂しい、そんな思いに泣いた。


悲しい、そんな思いに泣いた。


これが感情なら、素直に受け入れよう。


自分で、自分を受け入れよう。


…いつか、仕事が終わるのを信じて。

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