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本当に俺の両親なのか?。

少しでも見てくれている方がいるのは嬉しいです。

「ただいま…」


自分の家だと自覚はしているのだけど、少しただいまって言うのに違和感を感じる。死ぬ前?…というより前世の世界では両親達は結構前に他界していて、その数週間後には家を追い出された。お金が無かったからだ。

だからこの家に帰ってくるまでの帰路を少しテンパってしまった。本当に懐かしい。


「あら、お帰りなさい。ちょっと遅かったわね」


昔の記憶を振り返っているとリビングにいた母が気がついたら目の前にいた。でも、母親を見て違和感を感じる。俺の母親ってこんな美人だったけ?。前世の俺の両親が生きていた頃の母親は明らかに老けていて、若さ特有のお肌なんて存在していなかった。だがどうだ、目の前にいる俺の母親は老けていた頃の面影を吹っ飛ばしてくれるような顔を肌をしている。少し考え深い。


「ただいま、母さん少し若くなった?」


「急にどうしたの?そんなお世辞言ってもお小遣いはあげませんからね」


本当に自分の親が懐かしく感じる。実際懐かしんだけど。でも他界していた親と会えるのって心に来る物がある。こうやって会話しているだけで涙が溢れ出しそうになるような気持ちが込み上げてくる。もしかしたら前世の両親は俺のせいでストレスを感じて老けていたのかもな。


「お世辞なんかじゃない。本音だよ。」


「まぁそうなの?そんな事言うなんて珍しいわね。」


「思った事は口に出すタイプだからね」


「もう、そんな事言ってないでご飯出来ているから準備手伝ってね」


そう言うと母はリビングに向かって行った。そんな事より飯だ。まともなご飯なんて何年振りに食べるんだ。ずっと食パンに適当にハム乗せたり、お菓子を食べ漁ってカップラーメンを食べていたのが前世で両親が他界してからの生活だった。まともな食を想像するだけで涎が垂れてくる。

リビングに向かおうとしたら母が顔を少し出してきた


「手を洗ってからきなさい?」


さっき手伝ってって言ってたのに理不尽だ。

でも久しぶりに食を堪能出来るのは嬉しいな。

昔のお話を書いていると、昔を思い出します。

特に卒業式が終わった瞬間、写真を撮る人がいなくてすぐ帰ってたのはいい思い出です。

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