これは夢…?
続き書きました。
最初の奴結構誤字ってた気がするけど俺は気にしない様にしときます。
「起きろって…もう学校終わったぞ?」
暗闇の中どこからか懐かしい声が聞こえてくる。ずっと聞いてきていた声が聞こえてくる。
遂に幻聴まで聞こえるようになったか…
外に洩らす事無く心の中で喜びに似た感情を噛み締めて、この暗闇を彷徨い続ける。
「寝たふりしてるなら…許さんぞぉ!」
その瞬間頭に少し痛みが走った。さっき経験した筈の痛みとは比にならないぐらい優しい痛みだった気がする。そんな事を思いつつ動く筈の無い頭を上に上げようとする。頭を上げる感覚が段々続くにつれて、少しずつ光が入ってくる。頭を完全に上げ切った頃…目の前に懐かしい顔が入ってくる。
「拓也…?拓也なのか?。」
「ん?そうだけど、寝ぼけてんのお前。」
驚いた。目の前に、凄く懐かしい顔が映り込み、少し強そうな声と口調が耳に入り込んでくる。
ずっと前に合わなくなって連絡も取る事は無くなった拓也の声と顔が脳裏に刻み込まれる。
拓也は高校の頃の同級生、運動神経はそれなりに良かった気がする。勉強は凄く普通で、平均点の辺りでたむろって居るような奴。でもこいつは、なにより優しいし、人当たりが良くて俺より友達が多い。高校の時はあまり何も感じで無かったけど、今は拓也といれるだけでたまらなく嬉しい。
「拓也…お前.なんでここに居るんだ?」
拓也にもう一度会えた事は凄く嬉しいけど、この疑問は尽きない。高校を卒業して成人式以来何も連絡してないし接点も無かった。
「そんなのお前待ってたに決まってるくね?お前今日の一限からずっと寝てたんだぜ?もう放課後になっちまってるわ。」
「それより帰ろうぜ。もう腹減ってスケルトンになりそうだわ」
嬉しすぎて言葉はあまり発せなかった。でもこれだけは言いたい.伝えたい.
「うん.帰ろう。待っててくれてありがとう。」
人生一番の満面の笑みで、そう返答する。
正直物語の着地点は明確に決めてないですけど、最初のストーリーだけは決めまくってます。