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結末



魔王のツッコミにより冷静になった2人は、今後のことを相談することにした。


今のチェネレントラ家の当主は男であるクラーレということになっている。

だから今呪いを解いてしまうと色々と面倒である。

だからまずは身辺整理から始めることになった。

男であるクラーレは急な病気により引退し、地方にて静養することに。その後を病弱だからと存在を隠されていた妹が引き継ぐ形となり、その妹とテアモが結婚しテアモは婿入りという形になった。


魔王はどうしたかというと、クラーレとテアモが結婚して呪いを解くまでチェネレントラ家に入り浸っていた。本当にただ遊びにきただけだったらしい。

それにしても王宮を襲撃するのはやりすぎだと思うが。




解呪の時。


「そういえばこの呪い、ちゃんと解けたか分かるように男の姿の時に接吻しなきゃですよね? テアモ様……男の俺と接吻できますか?」


「なにを言ってる。もちろん出来るに決まっているだろう。何年君を想っていたと思う」


「そ、そうですか。ありがとうございます……」


クラーレは照れながら、覚悟を決めて目を閉じる。


「クラーレ……愛している。我が愛しの君……」


「俺も……愛しています、テアモ様」


言葉で愛を確かめ合った2人は、唇を重ね合わせ──。


その後、2人は生涯を終えるまで、仲睦まじく過ごしたという。









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