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⑵『消えていく灯りの、普遍的定理』

⑵『消えていく灯りの、普遍的定理』



自己の脳内から、消えていく灯り、俺はたいそう、困っていた。いわゆる、乱読というやつを学生時代にやってから、随分とダムの水の様に蓄積されていた、語彙というものが、云わば、決壊してしまった、という訳なのである。



難しいことなんだ、俺の分身であった、小説内の俺というものの、変化、が感得出来るんだ。難しい、本当に、本質的に、それは、消えていく灯りである。何とも、変わった現象であって、それはもう一度、何かを乱読しろ、という神の啓示かと思われるくらいだ。



それならば、俺にも俺のやり方があるだろうと、自己を追い詰めても、何ら新しいヴィジョンは見えてこない。どうにかしてくれよ、と思いながら、どこからどこまで、自己が小説内で、居られるかを、消えていく灯りに、詰問しているところだ。

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