『通り過ぎれば、胃も治るだって』・・・『詩の群れ』から
『通り過ぎれば、胃も治るだって』・・・『詩の群れ』から
㈠
問題は山積みでさ、しかも、憂鬱な期日がくると、緊張するんだ。
そうか、それはしかし、他者の目を気にしているな。
え?
つまり、気になる、ということだろう。
㈡
そうなんだ、どうすれば良いのかも、分からなくて。
それは、その日になっても、通り過ぎれば良い話だろう。
そうか、通り過ぎればという気持ちで、何かに臨めばいいんだな。
そうだよ、胃が調子悪い日なんかは、殊更、通り過ぎればと思えば良い。
㈢
ありがとう、何だか気持ちが楽になったよ。
だろう、通り過ぎれば、胃も治るだって、夢の中で、お告げで聞いたんだ、だろうだ。