Ep-0 プロローグ
初めての投稿なので拙さ荒さなど満載だとは思いますが、よろしければ最後までお付き合い頂ければと思います。
不思議な感覚を覚え、体を動かす。
目を開けるとそこは……
「海の、中?」
そこはまるで水中にいるかのような水色の、水面のように煌く世界が辺り一面に広がっている。それに体も軽く感じる、まるでふわふわ浮くような……
だが思考もまたふわふわと浮つき状況の整理が出来なかった。何が起きているのか、自分の身に何が起こったのか。
すると突然、何かが語りかけてきた。どこかおちゃらけたようではありながら、心に響く独特な声が。
「君はねぇ、まぁ残念だけど死んでしまったわけだ、うん。そこでだね、普通ならこのまま元の世界に転生するわけだけどもね、ちょっとお隣さんの世界を救ってやってほしいのさ。いいかい?まぁ嫌なら構わないとも。無理はしないさ。」
そう矢継ぎ早に語りかけた声はどうやら自分の返事を待っているようだ。
「こういう事言っても冗談だって耳をかさないことがないような人を選んだつもりだったんだけどなぁ。どうだい、やってみる気はないかい?」
「……わかった、やるよ。僕がやらなかったらまた他の人探すんだろ?」
「いいのかい!ありがとう助かったよ、やっぱり君を選んでよかったよ!」
子供のようにはしゃいだその声は、どこか聞き覚えがあった気もしだが……
「さぁ、そうと決まったら早速行ってみよう!それじゃあ、行ってらっしゃい!」
するとまるで世界が渦を巻くようにして体を引き込んでいった。段々と暗く、深く……
そこで意識は手放され、世界は暗転した。
「がんばってね、○○○○○○。」
塔の主は、静かに微笑む。
プロローグでした。
できる範囲ではありますが出来るだけ多くの方に楽しんでいただけるような作品にしていこうと思います。
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