仕事と覚悟
「何が起こってるの?」
「芦名屋くんは、家まで走って逃げて」夜神は、明らかに慌てていた。それと...
「夜神はどうするよだよ!お前も逃げたほうが、」
「これが、私のやってる仕事だから。」この言葉を残して車が飛んだ方へ走って行った。
「これが仕事ってあの場所に何があるって言うんだよ。おい、夜神!」俺の言葉が聞こえていなかったのか。質問の答えは返ってこなかった。
「これが、私の初仕事か...やるしかないよね。」
「ねぇ、これ以上ここで暴れると困るんだよね。だからさ、やめてくれない?」夜神は少し若い男に話しかけていた。
「何?姉ちゃん。俺普通の人間じゃないけどそれでも大丈夫?」男は夜神をおちょくるような口調で話した。
「私も、あんたと同じだよ」そう言い夜神は小さいカプカルを取り出しスイッチを押した。
「あ〜姉ちゃんTNB団のやつか。じゃ話は別だな。」
それと同時に夜神の腹に膝蹴りを入れた。
「がはぁっ」
「姉ちゃんは、どんな能力なの?」
「あんたに教える必要なんかないんだよ!」夜神は右手を全力で振りかざした。
男はそれを見えないぐらいのスピードでかわした。
(速すぎる、全く見えなかった)
「もしかして姉ちゃん、シロート?あの大振りパンチは流石に見え見え。」
「うるさい!」夜神は銃を作り男に向けて引き金を引いた。
「あれ?姉ちゃん。銃は上手く使えるんだな。なるほどそう言う能力か。まぁ、俺のスピードじゃあてられないだろがな。」
(速く動ける能力てことね。これは相性がわるすぎるんだけど)
「遊びは、これくらいにしてそろそろ本気でやってやるよ。女だからって容赦しねぇぞ」男はそう言い夜神を蹴りで吹っ飛ばした。
「ぐわぁっ」
(速すぎる。私には勝てっこない。)
「いつまで耐えられるかな?次はもっと速くそして強くだ」男は蹴りの構えに入った。しかし男に剣が刺さった。
「それ以上、そいつに手出すな。次は俺がやる。」
「つるぎなんでここに?!能力もまともに使えないしそもそも生身の人間じゃ無理だよ。」
「もう、見てられないんだよ。夜神。これが俺の覚悟だ」