恐怖と気づき
「わるいんだけど、マジでなんのこと言ってるかわからないんだけど。俺が聞きたかった目的も答えになってんのか、そもそも戦うなんて意味がわからないし団でなんだよ。」
かなり混乱した。混乱しすぎたせいか思っていた事が全部口から出た。
「とりあえず落ち着いて。詳しくわ後で説明するから今は、能力を持っているかとそれを見せてもらえば良いから」
夜神は、かなり落ち着いているように見えた。それに夜神は、かなり真剣な表情をしていた。
「だから俺は特殊能力なんか持ってないし、なんの話だか全くわからないだよ!」
「本当にわからないの?ん〜。じゃ申し訳ないけど」
彼女の一言と同時に目を手で伏せられた。
「え、なに。」
「ごめんね。知っちゃったんだもん。」
声のトーンがあきらかに下がっていた。この言葉の後機械音のような音が聞こえた。
「今から3秒数えるよ。持ってるんだったら最後だよ。
私の能力は、想像した銃を作り出せるで言う能力なの。
後は言わなくてもわかるよね、」
「何もんだよ。」
「3...」
「答えろよ」
「2...」
銃のスライドを弾くような音が聞こえた。
(やばい、なんとかしないと。でも頭が回らねぇ)
夜神の手をどかしてなんとか抵抗しようとしたけど相手は銃を持っているからあまり抵抗しない方がいいと思った。
「1...」
1と、言った瞬間とっさに俺の左手が相手の銃を握った。その時...銃を触った事のない俺でもわかったあきらかに銃でわないことを。夜神が手をどけて、俺は恐る恐る目を開けた。俺が握っていたのは剣だった。