元勇者と目覚めた幼女(幼女視点)
幼女の言葉や視点って難しい
お父さんが作ってくれたキノコスープ。お母さんが取ってきたお魚さんを焼いたやつ。
お父さんとお母さんはちがうけど仲良しで、たまにお父さんが怒られてる。
でもすぐに仲直りして、いつも仲良し。
わたしはお父さんと、お母さんのごはんを食べて、笑った。
村の人たちは仲良しで、みんなあんまり似てないけど楽しくくらしてた。
けど、すぐに真っ赤になって、お父さんもお母さんも真っ赤になって…。
分からない。痛くて怖くて、からだがボロボロこぼれて、赤いのがわたしからも出て…。
もういや!
…………あれ?ここ何処?
また寝てたみたい。だけど見たことない場所だ。
もしかしてまた捕まった⁈
怖くてオロオロして、ベッドから降りてうろうろして、袋が無いことに気が付いて…。
服が見当たらないからシーツをかぶった。
それで気が付いた。綺麗なお部屋、木がイキイキしてる。お父さんが建てたベンのお家より木がイキイキしてる。
思い出した。お父さんもお母さんも死んじゃった。
しょぼんとしながら、でも出たいから、わたしはとびらに手を伸ばして……
伸ばして……
伸ばし…て…
伸ば…して…
ちょっとジャンプして……
届かない。どうしよう?
早く逃げないとまた痛いことされる。痛いのはいや。叩かれるのも蹴られるのもいや。
とびらがダメだから窓から逃げよう。
………窓も届かない。
ガチャって音が鳴って、とびらの方を見たら知らない人がいた。
きっとあの人たちの仲間だ!隠れるためにわたしはベッドの下に逃げ込んだ。ベッドの下はお母さんと隠れんぼすると見つからない場所だから絶対大丈夫。
でもやっぱり不安だからもうちょっと奥に隠れよう。
「@#&d〒?」
なにか言ってるけど早く隠れないと…。
わたしは奥にズリズリ逃げる。
「おーい、大丈夫かー?」
ぴぃ⁈
ゴンッて耳元で鳴って、わたしは眠った。