表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アイラの魔法大冒険  作者: 立花歩叶
1/3

【プロローグ】

『あるところに魔法の世界がありました。

その世界には大陸が7つあって、それぞれ自然の力を司る王が君臨していました。

北にある2つの大陸はそれぞれ火を司る王〔カルマ〕と風を司る女王〔ウィーン〕が君臨している。その大陸の南東にある大きな大陸には3つの国があって、西に光を司る王〔サンダース〕、隣には水を司る女王〔セルリアン〕と植物を司る女王〔ロズ〕が君臨。さらに東にいくと、また大陸があってそこには2つの国があり、それぞれ時を司る王〔アヴァン〕、西に空を司る王〔エトワール〕が君臨する。…そして残る1つは、ここ魔法界で最も恐れられている大陸の国であり、闇を司る王が君臨する。暗黒に包まれたこの大陸は誰も人が訪れようとしない謎めいた国である。王の名前は伏せられており、耳にしたことがある者は世界でもたった数人しかいないという。


…って、イラ…ん。…アイラさん。』


さっきから、誰かが私の名前を読んでいる。春の訪れ。桜が満開に咲く頃、私はここエドワール魔法学校に入学した。それまではずっとお城で何の変哲もない日常を送り、何の苦労もせず生活してきた箱入り…、え?なんでお城だって?それは…こう見えて私、水の国の城のプリンセスなんです!ママはその国の女王〔セルリアン〕で毎日仕事に追われてる日々なの。私には2つ下の弟がいて、名前は〔セレステ〕。あ、私の名前言い忘れてた!…n「アイラさん!」


バシッ


「いったぁ…。」


「いつまで寝てるんですか!」


ふと目が覚めると目の前には怒りに満ち溢れた表情で仁王立ちしている、生物学のアンリ先生の姿があった。隣の席で「ははは…。」と苦笑いを浮かべているのは大の仲良しの隣の国の王子〔サン〕。


「ちょっと〜!なんで起こしてくれなかったのよぉ…泣。」


「え、だって…。」


サンはアイラの言葉に目を逸らす。


「人のせいにするんじゃありません!!今日のところは居残りです。良いですね?アイラさん。それでは授業を終わります。生徒起立。」


ちょうどそのとき、授業の終わりを告げるチャイムが校内に響き渡った。






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ