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第37話「荒野の用心棒!(エクスクラメーションマークがポイントです)」

(かなり長いです)


 それから2日間ほどは特に何も無く過ぎていった。

 ハッグが毎晩トンカツを強請るのには参ったが……。あとナルニアがお零れにあずかれないかと毎晩部屋に顔を出しやがる。金が無いならやらないぞ。

 その辺はハッグも心得ているのか初日のように気前よく奢ることは無くなった。

 材料代をもらえれば作ってやらないこともないが、子供に用意できる額ではないだろう。

 奢ってやってもいいのだが、それはナルニアの為にもならない。

 ハッグとヤラライは顔を合わせるたびに悪口雑言(あっこうぞうごん)の応酬をしているが、物理的な喧嘩にまではいたっていない。

 忙しいが平和な日々であった。


————


 その日、とうとう紙と炭の試作品が出来たとの事で、俺とチェリナは昼の商談を全てキャンセルして移動した。一度市壁を出た街外れである。


 場所としては街の南を東西に流れる河沿いである。市壁の東門を出て城壁沿いに南下して河にぶつかったあたりだ。正確には河沿いすぐは筏を受け取り、引き上げて、木材を乾燥させる場所があるらしい。遠目から大木が積み上がっているのが見えたが目的地はそこでは無いらしく、そこから数キロほど川沿いに東に行った場所である。


 なんとなく街から適度に離れている場所だと認識していただければ十分だ。


「ここは?」


 俺は馬車を降りて意外と大きい小屋が並んでいる事に疑問を感じた。


「ヴェリエーロ商会の所有する物件ですわ。名目としては河魚の処理場です」

「魚の処理場ねぇ……」


 俺は目を細めて小屋の周りを歩く。ここはチェリナの商会周辺よりも魚の匂いは無いし、なによりイワシ一匹干している気配はない。

 ……河にイワシはいないけどな。


 それよりも気になるのは、小屋の作りが干しレンガと太い木材でやたらと丈夫そうな建物であることと、やたら目つきの鋭い武装した4人の人間がそれぞれが槍と剣を装備していた。街の入り口や、時々巡回している国の兵士と違う武装なので私兵だろう、やたらと強そうな人間に魚を守らせる馬鹿はいない。


「んで、本当の用途は?」

「もちろん我がヴェリエーロ商会の……いえ、わたくしの実験場ですね」


 だろうね。

 相変わらず躊躇(ちゅうちょ)なく商会の秘密をだだ漏らすチェリナに……では無く俺に咎めるような視線を向けてくるメルヴィン。


 俺を睨んでもどうにもなりませんぜ……。


「流石に炭窯は外に作らざるを得ませんでしたが、すぐに柵で覆いました。材料はありましたからね。もっとも目隠しするまでも無く、この見晴らしの良い場所に誰かが近づいてくればすぐわかるのですけれどね」


 そこまで考えてこの場所を選んだでいるのだろう。


「それではダウロ。報告を聞きましょう」


 一番大きい小屋に入ると、中にはちょっと小太りの中年職人ダウロが待っていた。


「お嬢、こちらにどうぞ」


 奥の椅子に案内されて着席すると、ダウロが早速、机の上に大きな紙を置いた。


「羊皮紙と同じくらいの大きさですね。しかし完全に四角というのは良いですね」

「へい。紙を漉くという作業のコツを掴むのにちょいと苦労したのと、使用する水が透明の水が必要ってんでその2点に苦労しやしたが、道具自体は全部初日で作れました」

「それでは道具自体の量産は可能なのですね」

「いくらでも」

「なるほど。しかし、これが紙ですか……」


 チェリナは机より少し大きい紙をつまんだり引っ張ったりしている」


「まだまだいくらでも改良の余地はあるんですがね、特に使用する植物でかなり出来が違いまさあ。これは手に入りやすい河下りの木材を乾燥前に買い取って処理したもんなんで安価にすんでやす」

「これでどのくらいですか?」

「それ1枚を1万円で売れば道具代込みで採算がとれまさあ」

「……なんですって?」


 ゆっくりとチェリナが顔を上げた。


「道具全般の制作費が100万いかないくらいでさあ。それでこいつは練習がてら、もう100枚作ってまさあ。もっとも日干しするスペースが足りなくて完成してるのは10枚ほどですがね。こっちが「えーよん」と「えーさん」ってサイズに切り分けたやつでさ」


 ダウロが取り出したのはA4とA3サイズに切り分けられた和紙だった。

 まだまだ分厚く不均等だが、数日でこれだけの物が作れるのだ、薄い和紙もあっという間に作ってくれるだろう。


「こちらの大きい方は流通している羊皮紙の手紙用にサイズに近いですね」

「へい。売るならこの「えーさん」サイズと、この切ってない最大サイズのまま売るのが良いかと」


 日本人的にはA4に惹かれるんだがな。


「A3に切り分けて、このように束にして売るのが良いでしょう、誰かペンとインクを」


 俺が視線を巡らせる前にメルヴィンがさっと棚の上から羽ペンとインクをテーブルの上の紙の上に置く。ちなみにインク瓶は陶器である。


「……少し、ペン先が引っかかりますが、インクのノリが凄く良いですね」

「チェリナ、インクもすぐに乾いてるはずだぞ。別の紙を重ねてみてくれ」

「これは……凄いですね、羊皮紙ではどうしてもインクが乾くまでかなりの時間がかかりますからね」


 いつもチェリナが羊皮紙仕事をしている時に、乾くまで苦労しているのを知っていたので教えてみたのだが、好評のようだ。


「大きさも均一で書き味も使い勝手も良い、しかも価格も相当抑えられます。ダウロ、最終的にこのA4一枚の値段はどのくらいになるでしょう」

「一枚10円で十分利益が出まさあ。研究が進めば1年もしないで1枚1円で売っても利益が出るんじゃねぇですかい?」


 チェリナではなくメルヴィンがその意味に驚愕した。


「羊皮紙と比べて圧倒的に安価で高品質、しかもかさ張らない……これは……間違いなく売れますね」

「お嬢、一つだけ間違ってることがありやすぜ?」

「何か問題が?」

「この程度で高品質なんて言われちゃ困りまさあ。あと7日ももらえりゃ、この紙を鼻で笑えるシロモノをお見せしやすぜ。紙漉きってやつのコツがようやくわかり始めたとろでさぁ」


 ダウロがニヤリと笑う。


「それは素晴らしいことです。それでは10日後に商品化を目指します。その時の値段で……1枚300円で売りましょう。それでも羊皮紙より遥かに安価ですからね」

「わかりやした。紙漉き職人だけ増やしたいんですがどうしやしょう」

「漉くというのは、たしかドロドロの材料を網で平らにしていく作業ですね」

「ええ、その材料を作るまでの過程を極秘にしておけば、紙漉き職人を増やしても問題ないかと思いやすぜ」

「わかりました。初めは商会の丁稚達から専門の職人になるか希望を聞いて集めなさい。集まらなければあなた達でなんとかしなさい」

「わかりやした」

「すみません、ちょっとお話良いでしょうか?」


 まとまりかけている所に割り込むのは申し訳ないのだが、ご意見番としての仕事がある。


「……お嬢、この前から思ってたんですがね、こいつは何なんですか?」

「前回相談役だと説明しませんでしたか?」

「……」


 納得いってない顔だよなぁ。


「で若造、何か文句でもあるんかい?」

「えーとですね、試作品なんですが、幾つか方向性の違う種類を作って欲しいんですよ」

「はぁ?」

「一つはこの紙に近いものですね。まだ繊維質が荒く分厚いのですが、逆にこの分厚さで良いので、もっと丈夫に、水にも強く、かつ目の細かい物」

「水に強くだと?」

「試していませんか? 和紙は水にもかなり強いのですよ。それともう一つは薄く目が細かく、出来れば白い物ですね」

「ふむ……」

「薄い方は主に書類に最適です。厚いものも利用範囲が広いですよ。燃えないように工夫すればロウソクを和紙で囲うと優しい灯りになりますし、ちょっとした仕切りに使っても良いでしょう。少々尾籠(びろう)な話ですが、トイレの最後に紙を使うのもありですね」


 まぁ俺はポケットティッシュを使っているが。

 どうせトイレは水洗じゃないので気兼ねなく使っている。


 ダウロは無言で腕を組んでいた。


「……そうやって使うのなら、かなり柔らかく作らなきゃならねぇな」

「肌触りの良い紙が出来れば、鼻をかんだりも出来ますね」

「まだ試してねぇがこの和紙は燃えるんだろ?」

「ええ、薄い分良く燃えますね、ですので火気厳禁です。確か全書に記載されていたと思いますが」

「ああ。ちゃんと覚えてるぜ。炭小屋とも一番離れた場所で作ってる」


 良かった、まだ理解されていない品物だから、ちょっと怖かったんだ。


「なるほどな……」


 ダウロは腕組のままボソリと呟く。


「てっきりあの書物はお嬢が船で仕入れて来てくれたもんだと思ってたが……あんただったのか」


 ギラリとした瞳を向けられる。怒られてる?


「そのですね……」

「詮索は無用、と申しましたが……そうです。アレ(・・)を我が商会にもたらしたのはアキラ様ですわ」


 言うんかい!

 まあ隠せるような感じじゃねーけどさ。


「えー、たまたま遠方で手に入れただけです。私には内容の半分も理解できませんでした」


 一応誤魔化してみる。全書の後半をよく理解できなかったのは事実だしな。


「ふん。ええさ、それではお嬢、炭の方も見てくだせえ」

「わかりました」


 一度外に出て場所を移す。

 ベニア風味の安っぽい目隠しに囲まれた場所に窯が作られていた。現在進行形でもうもうと煙を上げている。


「今も色々試しておりやす。毎日窯を増やしながら作業しておりやすんで、これも日ごとに実験の効率は上がりやすね」


 よく見たらちょいと離れた場所にも囲いがあって煙を上げている場所がいくつかあった。ご丁寧にその全てに一人ずつ武装した人間が立っている。


「徹底してるな」

「当然ですわアキラ様。ネズミというのは油断した時に入り込んでくるのです。技術は力ですからね。アキラ様のように技術を他人に渡す方など本来はいないのですよ」


 なんだか俺が変わりもんみたいじゃねーか。いや、これが独占技術だと考えたら危機管理の足りない官僚レベルのアホな行為なのか。そう考えると俺ってただの馬鹿じゃねーかよ。


「お嬢、いくつか完成品がありやす。こちらに」


 今度案内されたのは先ほどよりだいぶ小さな小屋だった。

 机の上に並べられた幾つもの木炭。


「最初の幾つかは空気が窯の中に入っちまって失敗しました。その後増設した窯で燃焼時間や木材の大きさを比べながら作りやした。それらがこれらなんですが、ただどれが良くて悪いのかがちとわかりやせん」


 どうみても失敗作もあれば、よさ気に見えるものもある。


「まあ炭は高品質なものが作れるようになるまで10年はかかるといわれていますから、今は必要十分なレベルを目指せば良いでしょう。基本的に炭の良し悪しは燃やしてみればわかります。煙がでなければ出ないほど良い炭と判断して構わないでしょう」


 俺も詳しくは知らないが、たしか上質な炭であれば煙も炎も匂いも出ないと聞いたことがある。実際欲しいのはそういう炭なのでそれを目指せば良いだろう。


「七輪とかあるといいんですけどね」

「それはなんですか?」


 ポロリと漏れてしまった単語にチェリナが食いついた。


「あー、それはですね……」


 目を輝かせて見上げるのはやめてください。距離を縮めないで、胸の谷間が見えてしまうのですよお嬢さん。


「えー……ああ、たしか仕舞っていたかもしれません」


【七輪=3840円】


 比べないとダメだから10個くらい出すか。

 俺はこっそりとチェリナに囁く。


(あとで代金はもらうぞ)


 彼女が頷いたので、10個ほど七輪を並べてやる。


「随分とでかい容量の袋じゃな」


 しまった、そっちまで意識してなかった。


「我が家に伝わる空理具(くうりぐ)なのですよ」

「よく持ち出せたな」


 うーん、口を開けば開くほどおっさんに疑われている気がするぜ。


「……実家から持ち逃げしたのですよ」

「ふむ」


 これはこれで商人として信用が失われた気がする。俺ってこんなに嘘が下手だったっけ? ブラック時代を思い出して調子を取り戻さないとな。


「炭のテストをしましょう。出来るだけ同じ環境で確認するのが良いので、七輪を用意しました、同じ分量の炭をいれて燃焼具合を確認します」


「わかりやした。外でやりやしょう」


 ダウロは前半は俺に、後半はチェリナに向けて言って外に出る。

 外で指示をすると別の幹部職人が七輪を外に並べて、種類ごとに炭をセッティングしていく。なかなか手際が良い。これが幹部の実力か。

 結果はあまり満足するものではなかった。

 殆どの炭はもうもうと煙をあげるし、炎も大きい。俺が求めているのはこれじゃない。

 ダウロに煙が出ずに炎が上がらないものを目指してくれと頼むにとどまった。


「炭は時間がかかりそうですね」

「いや、和紙が順調過ぎただけだ。炭も試作品が出来ただけで十分凄いぜ」


 帰りの馬車の中で俺とチェリナが会話していた。メルヴィンは御者で、護衛の武装した人間が二人ほど馬で同行している。


「和紙の使い方には夢が広がりますね」

「紙は文化の基盤だ。情報を制する武器にもなる」

「……どういうことですか?」

「版画とかって存在するのか?」

「版画……聞いたことがありません」

「簡単にいえば文章を木の板に書いて、それを彫り込み、墨をつけて和紙に写しこむんだ。実際には反転処理とか細かい作業はあるんだが……、基本は同じ文章や模様を大量に紙に印刷……手を使わずに書き込む技術だな」

「……大量にですか……」


 ピンと来ないらしい。


「まあ和紙の生産が軌道に乗るようなら、そっちに手を伸ばしてもいいかもな」


 識字率を考えたらどこまで使えるかわからんが、むしろ識字率を高めるために使って欲しい所だな。

 それ以前に1ヶ月でそこまではどう考えても行かないだろう。


「いや、今のは忘れてくれ」

「ならば気になるようなことを言わないでください」


 ちょっと口を尖らせて拗ねるチェリナ。

 気のせいかもしれないが、こういう子供っぽい仕草が彼女の本質ではないかと勘ぐってしまう。俺と同じく無理に敬語を使って自分を抑えこんで生きているのではないかと。

 ……いや仮にそうだったとして彼女の立場なら大人になるしかないのだろう。商会なんて巨大なもんを背負っちまったんだ。子供でいられるわけがない。


 なんとなく、こいつにはもうちょっと肩の荷を降ろして欲しいなんて……俺らしくないな。うん。


 女は恐ろしい生き物。再確認。騙されるな俺。信じたら裏切られる。絶対に裏切る。よし。絶対に見た目なんぞに騙されねーぞ。


 俺は足を組んで外を眺める。さすがにガラスの窓とはいかず木製の引き戸になっているのだが、それを開くと、護衛の人と目が合ってしまい、思わずそのまま閉じてしまった。

 頼むからそんな怖い目で睨まないで欲しい。

 これは後で気がついたのだが、お嬢様のチェリナと同じ馬車に乗って移動する事が周りの人間のヘイトをかなり上げまくっているらしい。知らなかったんだからしょうがないだろ!

 そもそもチェリナは俺が一緒に乗るのを当たり前だと思ってるんだから、やめさせたいならお前らがチェリナに直談判してくれ!


 早く帰りたい。


 がたんっ!

 一際大きく馬車が揺れて急停止した。馬がいなないている。


「きゃあ!」


 チェリナがバランスを崩して俺に突っ込んできたので、慌てて抱きかかえる。


「どうした?! 何があった?!」


 馬車の木窓を開いて外を覗くと護衛の人間が槍を構えているではないか。

 俺は扉を開けて外に出ようとするが、すぐさまもう一人の護衛に「馬鹿野郎! 出てくるんじゃない!」と怒鳴られてしまった。


「おいっ! 何があった!」

「安心しろ、ただの野盗だ! 絶対に馬車から出るなよ! お嬢様をお守りしろ!」


 護衛の一人は馬を降りて槍を構える。もう一人は馬上から辺りを隙無く見渡している。プロの仕事だ。俺が外に行っても邪魔になるだけだ。大人しく馬車の中で待つことにする。


「チェリナ、どうなるかわからんから、とにかくしっかり掴まってろ」

「はい」


 俺は馬車の手すりに掴まって欲しかったのだが、彼女は俺にしがみついてきた。

 今更振り払うわけにもいかず、そのまま彼女を支えることにした。メルヴィンに見られたらまた凄い表情に睨まれそうだが、小窓を覗くと御者台のメルヴィンはそれどころではなく、いつでも全力で走れるように身構えていた。


 再び扉の窓を覗く、ようやく護衛の人間が対峙している集団が見え始める。

 小道を外れているので岩が多く視界が悪いので、絶対ではないが6人ほどいるらしい。見た目からして不潔でガラが悪く、堅気とは思えない。


「……もしかしてスラムの人間でしょうか」

「スラムか」

「はい。街の南東城壁とリベリ河がぶつかるあたりに広がっています。あのあたりは水はけが悪く衛生状態も悪いので普通の人はあまり近づかない場所です」


 スラムの奥までは行っていないが、住宅地とスラムの境あたりは足を踏み入れた、事がある。

 実は教会が近くにあったりする。あんな場所に建てなきゃならない事情はわからないが、あの神官さんがちょっと心配であったくらいだ。美人だしな。それとも尼さんに手を出す人間はこの世界にいないのだろうか。

 スラムの最奥まで行けばこのくらいガラの悪い奴がゴロゴロしているって事だろう。


「城門は夜には閉まりますが、スラムからは河沿いに抜ける方もいるので、犯罪者も多いのです」

「一応密入国とかになるのか?」

「明確な法は無かったと思いますが、さすがにそこまでは……」


 物理的に締め出すから特に決めてないのかもしれんな。

 それより外だろ。


 すでに戦いは始まっていた。

 マジかよ。


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