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月夜に嗤う魔女  作者: 七友
第一章 月夜に嗤う魔女
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   悪意の采配(二日目) 02

 


 身体を動かしたいと思った最初の理由は、空腹を覚えたからだった。

「むくり」

 織花は力の入らない身体に鞭打って、木に寄りかかりながらも何とか立ち上がった。時間はあまり経過していない。別々の方向に散った黒い男たちを追うのは難儀なのか、火柱が上がる間隔が増していた。


(面倒になったとか、飽きたとか言って、大陸を焼き尽くさないでほしいものですが……)


 現実で隣国を焼き払った経験を持つエトナだ。そんなことをしても不思議ではなかった。

 大きくため息をついて、織花は枝を蹴り、木の上まで上昇していく。

 綾姫を抱えた男は、完全に見失ってしまった。大樹の天頂に立った織花は、地平線まで続く大森林を見渡す。あれだけ右往左往するように進んでいた黒い男のことだ、どこへ行ったかは見当もつかなかった。それに、あの男の額にはフラニーの紋章が刻まれていた。簡単に行方を追えるとは思えなかった。

 街に戻ろうか、と踵を返そうとした。


「―――――え?」

 ふと、織花は頬をくすぐる風がやってきた方角を振り返った。風の波に乗って、優しい花の匂いが洟をくすぐる。

 胸中に芽生えたのは、儚い郷愁。

 知らず知らずのうちに、胸に熱いものがこみ上げてきて、涙がこぼれ落ちていた。

 風に誘われて、織花は地面に降りて駆けだした。


 匂いや空気感だけじゃない、周りの景色にも見覚えがあった。

 とても不思議な感覚だった。この森のなかを、朝から晩まで駆け抜けていた記憶が鮮明に蘇っていく。そう、周りには、二人の友達がいて……。

 織花は慌てて辺りを振り返る。今は夜で風景を見通すこともできないのに、心地良い陽の光に照らされた緑と花の憧憬が蘇っていく。

「…………知ってる」

 織花は、息を呑んで歩みを再開する。


 埋め尽くすほどあった木々が開かれていき、ぽっかり空いた空間が見えてきた。

 青白い月明かりと、いろとりどりの星の瞬きの下に、村の姿が浮かびあがる。

「ここは……」

 十にも満たないほどの家があるだけの小さな寒村だった。蔦が家々を覆い、自然と同化している村の姿は、月夜の光に照らされ幻想的だった。

「…………」

 記憶か、あるいは思い出のせいなのか。何かに突き動かされるように、織花は村へと足を踏み入れた。


 人の気配はない。それどころか生き物のいた匂いや痕さえも残ってない。

 寒村にある家屋はすべて木造建築で、屋根は藁を敷き詰められて作られている古めかしい作りになっていた。

 織花のいる場所に一番近い家の玄関の前に立つ。扉は朽ち果て地面に横倒しになっている。壁に手を当てながら、屋内を覗き込む。壊れた屋根から差しこんでくる月明かり。それだけは暗く、細部まで目視することはできない。

 でも、知っている。そんなことをしなくても、どこに何があるのか、思い当った。


 織花は掌に光の矢を生みだし、室内の四隅へと放った。壁に突き刺さった矢は、まるで電灯のように煌々と輝き、室内を明るく照らした。

 記憶にあった通りの場所に暖炉やベッドとおぼしきものが壊れたまま置いてある。

 蘇っていく記憶。そうだ、ここのマギーおばさんが作ってくれたポークパイ、すごく美味しかった。三人で笑いながらよく食べていた。

 そこまでは思い出せるのに、三人の少女たちの顔を鮮明に思い出すことはできなかった。

 光の矢を消して外に出る。

 暗い夜闇のなかをゆったりとした歩幅で散策する。どこに誰が住んでいるのか、名前も思い出せる。でも一番重要な三人の少女の名前だけは、どうしても思い出せない。

 抜け落ちた記憶があることは知っていたが、ここまで戸惑いを覚えたのは初めてだった。どうして一番大切だと断言できる記憶が、思い出せないのだろう。


 村の最北端にある一際大きな家を見つけた時、織花の心臓は激しく震えた。

「……………ここって……」

 霞んでいた記憶に、わずかな光明が差しこんでくる。この家に、友達の一人が住んでいた。

 記憶の光景がよみがえり、朽ち果てる以前の家の様子が浮かび上がる。勢いよく開かれた扉から、三人の女の子が飛び出してくる幻影が見えた。

 そうだ。この記憶は、この場所は、初代魔女が生きていた時のものだ。幼い少女三人のことも知っている。

 織花の先祖である初代魔女。

 名の知らぬもう一人の友達。

 そして、最後の一人の顔だけは鮮明に見ることができた。

「……フラニー?」

 そうだ。顔の作りは今とは違い幼いが、間違いなくその少女はフラニーだった。

 遅れがちだったフラニーの手を取った初代魔女が笑いかける。幼き日のフラニーは気恥ずかしそうに微笑み、嬉しさに頬を染めていた。

 子供たち三人が織花のもとまでやってきて、何かに気が付いたのか、黄色い声をあげて屋根の上を指差した。織花も釣られて指し示す方向に視点を移す。


 今にも落ちそうなほど巨大な蒼い月。朽ち果てそうな屋根の上に座っている人影を見つけて、織花は目を見開いた。

「……フラニー」

 膝を曲げて月を見上げていたフラニーは、織花の戸惑いの声に気が付き見下ろした。

 普段の退廃的で狂気に満ちている表情は成りを潜め、今の景観と同じように、物悲しい顔を浮かべていた。

 見たこともない表情をしているフラニーに戸惑いながら、織花は大声を上げる。

「いきなり出てきてどういうつもりですか。綾姫をどこに連れて行ったの!」


 フラニーは織花の言葉を、まるでそよ風を受け止めたかのように流して、小さく笑った。

「織花、貴方は此処を見て、何を思った?」

「……え?」

「ここを見て、貴方は何かを思い出した?」

「………」

 フラニーの質問の意図が理解できず、口籠ってしまう。性急に答えを求めるわけではなく、フラニーはジッと返事を待っていた。

 織花は視線を泳がせて、辺りを見渡す。恐る恐る口を開いた。

「この村で、フラニーは生きていた。そして、初代魔女もいっしょにいた」

「正解よ」


 だったら、フラニーと初代魔女は幼なじみだと言うことになる!

 初めて知る真実に、織花は衝撃を受けた。

「私と織花が言う初代魔女が生まれ、育ったのはここだったのよ。十五世紀前半、ちょうど魔女狩りが始まる頃のことよ」

 情報を整理することができず、織花の動揺は深まるばかりだった。

 フラニーはこうして自分語りをするような人じゃない。先代魔女が生きていた頃も、織花が魔女を継承してからも、決して自分のことを話そうとはしなかった。


 織花の疑問を気にも留めず、フラニーは朗々と言葉を紡ぐ。

「魔女は濡れ衣と自白を強要されて次々に処刑されていったわ。私たちは、そんな時代で生きていた。報われない想いを秘めたまま殺された魔女という名の人間たちは、この世に呪いを残して死んでいった。小さくても、誰にも見えなくても、呪いだけは、大地に残り、静かに生者への憎悪と復讐心を燻ぶらせていた。織花も知っているでしょう」

 織花はうなずく。ぜんぶ先代魔女に聞いたとおりだ。見えなくても、蓄積していった魔女の呪いが、やがて魔女の秘宝と呼ばれる力あるもの変化していくことになったと。

 魔女の秘宝は、すべて魔女狩りで死んだ人々の呪いによって、生まれていったものだ。だからこそ、魔女の秘宝を扱えるのは、他でもない同類の魔女だけだ。


 呪いが力を宿し、魔女の秘宝として昇華していった。世界は人間の生み出した負の想いで、破壊されそうになっている。その引き金を引いたのは、呪いを生み出した人間であり、魔女の秘宝の力のせいでもある。

 唯一抑制できるのが、他ならない魔女だけだ。先代魔女は数多に散らばる魔女の秘宝を天柱町に集めて、なんとか封印処理して混乱を抑えていた。そんな苦労を買って出る先代魔女の働きと苦悩を、織花は傍で誰よりも見聞きしている。


 だからこそ、魔女の秘宝を生み出した―――初代の魔女のことを、織花は強く憎んでいる。

「お祖母ちゃんが言ってました。最初の魔女がいたから、魔女の秘宝が生まれるようになった、と」

「あら、そのことを知っているのね。なら話は早いわ」

 フラニーは本当に愉快そうに嗤い、呟いた。

「貴方たちが初代と呼ぶ魔女はね、織花。初めて魔女の秘宝となった女性のことよ」

「―――――え?」

 数瞬、頭の中が真っ白になる。

 いま、フラニーは何を言ったのだろう。

 初代魔女が、最初の魔女の秘宝? つまり、原初の魔女?

 最初の魔女の秘宝があったから、現在の世界は呪いと天災に満ちたものになっている。


(だって、そうだとしたら。この世界をのろいによって埋め尽くして、変えたのは……)


 織花は後ずさり、唇は青白くなり戦慄いていた。フラニーが愉悦に微笑む。

「今考えている推論が正解。原初の秘宝の効果はこう。呪いの力の具現化。―――すると不思議なことに、魔女を処刑するたびに、大陸のどこかで魔女の秘宝が生まれていくことになった」

「―――じゃあ、わたしのご先祖様が……」

 答えを聞くのが怖い。答えに行きついていることが怖い。

「初代魔女の死によって生まれた、原初の魔女の秘宝が生み出した土壌から魔女の呪いは生まれるようになった。言ってみれば、私も、魔女の秘宝も、貴方の大好きなお祖母ちゃんも、みんなみんな、そして織花自身もまた魔女となる運命を背負うことになった。その原因は、すべて、初代魔女が原因なのよ」

「…………」

 何か反論しないといけない。フラニーに言葉を一方的に許してしまえば、あっという間の心さえも囚われてしまう。

 なのに、言葉がなにひとつ思い浮かばない。


 魔女の継承によって受け継いだ記憶は多岐に渡るが、抜け落ちている部分が多い。重要な情報が、思い出せない部分にあっても不思議ではない。

「ここは何もない村でしょう。本当なら、何者にも気付かれることなく歴史の闇に消えるだけだった。でも、一つだけ変わったものがあったの」

 織花は思わず、村で一番大きな家を横目で見た。

「あれは私の家でね」フラニーが自嘲する。「豪商として名を馳せた曾祖父は、何を思ったのか辺境の片隅に村を作って隠れ住むことにした。だからあの家には、村では何の価値もない金銀財宝が残ったままだった」

「山賊か何かに、襲われたんですか?」

「ここを滅ぼしたのは教会の連中よ。田舎のものに財宝を持つ価値などなく、我々の手で保管しなければならない、ってね」

 中世ヨーロッパの歴史を紐解いたことのある織花もその辺りのことは知っている。教会の権力が栄華を極めた時、あらゆる手段を使って自らのやり方を行使した。黒死病や社会の衰退などに怯える民衆を落ち着かせようと、生贄を欲した。


 魔女狩りもまたその一端だ。黒死病や飢饉などの影響は魔女たちの影響によるものだと口々に宣告して、地獄の暗黒時代が幕を開けた。

 魔女であることを自供させて、魔女と判明すれば処刑する。その背景で、教会の人々がどれだけ残酷な拷問を行っていたのか。想像に難くない。

 フラニーは、普段見せることのない静かな怒りを発していた。氷の表情に隠れた炎の憎悪が燃え上がっているのがはっきりと見えた。生々しい激情は、初めて見るフラニーの人間らしい表情だった。

「この村で一番最初に魔女の濡れ衣を着せられたのはね、誰よりも優しくて勇敢だった人よ……」

 誰のことを言っているのかはすぐに解った。

「そんなに、初代魔女のことを想っていたんですか」

 織花の問いには答えず、フラニーはぼんやりと鄙びた家屋を見つめていた。そこが初代魔女の家なのだろうか。織花はまだ、思い出せない。


 それよりも織花を動揺させていたのは、フラニーと初代魔女が知り合いだったという事実だ。

 記憶を受け継いでいるはずの自分に明らかな欠落があることを再確認して愕然とする。

 確かな記憶であると自分に言い聞かせられることができないもどかしさに、唇を噛む。

「あの人の処刑場は私も見たわ。そして確かに感じた。憎悪が、慟哭が、呪詛が、世界に広がっていくのを、―――それから長い年月を経て、私は正真正銘の魔女になった、わけ」

 フラニーが緩やかに織花を目で捉え、優しく微笑む。だが瞳だけは決して笑っていない。底知れぬ感情の闇に荒れ狂っているのを感じて、織花は立ち竦んだ。

「……だから、わたしを恨んでいるんですか? 自分を変えてしまったご先祖様のことを……」

「恨む? それはないわ。彼女のおかげで私はなにもできないまま消えずに済んだ。復讐を遂げることもできた。他にも、色々とね。そして、私はね織花、貴方のことも愛しているのよ」

 フラニーの優美な仕草と微笑みに、胸がざわつく。深い優しさの込められた視線。その奥に秘められている本心は何なのか、垣間見ることもできなかった。


 ただ、今までの経験から恐れが先行して、フラニーの親身な言葉に対しても恐怖を抱いてしまう。

「あ、愛してるとかいいながら、一方的に虐めるなんて趣味が悪いですね」

「好きな子ほど虐めたくなるのよ、私はね」

「―――っ」

 はぐらかされている。追及することもできるはずなのに、言葉にしてフラニーにぶつける勇気が湧かず、言葉を飲み込んでしまう。

 銀が言っていた。魔女を倒せばその時点で勝利が確定すると。それは織花自身もその通りだと思うことだ。


 この場で戦いを挑んだら、どうなるのか。幸いにも辺りに人はいない。架空の世界とはいえ、人を殺めていくのは気持ちいいものではない。ここなら全力で戦える絶好のロケーションではないか。

 逡巡に惑っている織花を一瞥して、フラニーはつまらなそうに笑う。

「いけないわね。ここにいると口が軽くなってしまう。貴方を見ていると、リースの面影を思い出してしまうわ」

「……リース?」

「初代魔女の愛称よ。思い出せない織花のために贈り物よ」

 フラニーに名前を教えられても、素直に納得することができなかった。初代魔女の名前はリースだった気もするし、違うと否定する自分もいる。


 いったい何を信じていいのか、織花のなかで心が揺れてざわついた。

「本当に何も覚えていないのね。滑稽な話じゃない。忘却して逃げた結果、より自分を傷つけているだけなんて」

「……貴方に、何が解るっていうんですか」

「貴方の愚かしさは十二分に理解できているわ。貴方は記憶を忘れていっている。大切なものもいずれ、消えていく。―――それを証拠に答えてみなさい。織花、貴方は自分の家族の名前を答えられる?」

「そんなの……え、……あれ?」

 フラニーの言葉を反芻してみて、驚愕する。そんなことはありえないと、思い直して記憶を辿ってみても、思い出せなかった。家族の名前だ。忘れることなんてあるわけない。それなのに、何一つ思い浮かばない。

 父親、母親、年の離れた兄と姉。それに、自分の命より大切な弟。ちゃんと知っているはずだ。それなのになにも思い出せない。今の今まで、兄や姉といった呼称が当然だと思っていた。

 突きつけられた自分の欠陥に、織花は改めて恐怖が募る。


 フラニーはそんな織花を見下ろし、冷ややかな薄笑いを浮かべた。ふわりとその場から離れ、そっと上昇していく。蒼い満月を背景に、織花に振り返った。

「帰るわ。明日を楽しみにしておいて。お礼に素敵な贈り物を持っていくわ」

「待って! これだけは答えて。どうしてわたしをここに連れてきたんですかっ。いったい何の目的で!」

「――――――。貴方は私の望みだからよ」

 その言葉を残して、フラニーは消えた。

 フラニーの気配が完全に消えたことを確認して、織花は額に汗を滲ませて長い息をついた。激しい戦いをしたわけでもないのに、このゲームが始まってから一番疲労を感じた。

 ゲームに勝利することができるかもしれない。そんな小さな可能性を示され、織花は無謀を承知で、もしかしたらと期待していた。

 勝つことができれば、これから先も続くだろう魔女との遊戯に何らかの変化を与えることができるのではないか。自分に自信を持てるんじゃないか。


 だが現実でフラニーと対面したら、ただ震えていることしかできなかった。

 今まで痛めつけられてきた記憶が蘇って、結局自分から行動を起こせなかった。それがトラウマになっているのか、心も体も雁字搦めになって何も考えられなくなってしまっていた。

 フラニーが今までみせたことない表情に加えて、信じがたい真実を口にしたから何もできなかったのか。

 そこまで考えて、織花はその場に力なく両膝をついた。

 逃げ口上を探して自己正当化しようとしている自分に気が付いて、恥ずかしくて悔しくて苦しかった。

 逃げたという事実がある以上、どれだけ言葉を探しても納得のいく回答なんて見つからない。そんな自分を許せないでいるのだから、当然だ。


 フラニーは、いったい何を言いたかったのか。

 わざわざここに連れてきたからには、織花に記憶を思い出させることが最たる目的だったはずだ。なら、そうする理由は何だったのか。

 そして聞いてしまった真実の可能性。 

 先代魔女の意思を継いで、魔女の秘宝を秘匿させて守り抜くこと。そしてもう一つの約束。

 たった一人で戦い続けた先代魔女の苦闘をしっている織花にとって、原因を生みだした最初の魔女の秘宝―――原初の秘宝を作った魔女のことを激しく恨んでいた。

 だが、フラニーが言うには織花も初代魔女であるリースからなる系譜のなかにいる存在だと言う。

 じゃあ、今まで戦ってきた意味は何だったのだろう。

 織花は頭を振って不安を追いだす。


(ダメだ、鵜呑みにしちゃダメ。フラニーの語る言葉が真実であることを証明できるわけじゃない。動揺させるために付いた言葉の可能性だって……)


 解らないことが多すぎる。こうして、リースの暮らしていた村に立ち寄って、微かに記憶が掘り起こされたくらいだ。

 受け継いだ記憶に抜け落ちた部分があるのはどうしてか。

 初代魔女リースが遺した原初の秘宝。

 何を恨めばいいのか、何と戦えばいいのか。

 何に勝てばいいのか、何をすれば終わるのか。

 負の連鎖が消えないことを、織花は経験で知っている。

 芽生えてしまった疑問に苛まれる。胸のざわつきがいつまでも抑えられそうになかった。






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