エデン学園入学8
なんとかリアルが落ち着きました。多分。。。
今日の授業…というか連絡ははさっきのだけですぐに終わったのでさっそく魔法道具を買いに購買部へ!…と、その前に学食に行こうと思いまーす。この学園では寮にある食堂とは別に学園に併設された学食があるのでお昼には少し早いけど、混む前に食べてしまおうという魂胆である。
「中央塔の隣にあるからすぐわかるよ!」
「テレイヤちゃんはよく学園のこと知ってるね」
「えへ~そうなのよ!」
「つーか、大抵は兄貴からの情報だろうが」
「あたしが仕入れたんだからあたしのだもん~シキが困ったって教えてあげないんだからね!」
テレイヤちゃん地でツンデレだから、なんか私が恥ずかしい気がしてくる。これが青いってことね…!なんて思ってるとサマセウスが学食とは違う方向へ歩き出す。
「…俺、行くところあるから…別に行く」
「そう?じゃ~用事終わったら学食に集合ね」
そう言うとさっさと歩きだすサマセウス。あれ~なんかあったかな?まぁ名のある貴族の子息なわけだし色々とあるのかもしれないけど…私が聞かないと言わないから意外と家関係のことって知らないんだよね。
サマセウスとは別れて三人で学食へやってきましたが、一言で言いましょう。
「大きくない?」
「…こんなもんだろ」
「さっすが~!」
三者三様だけど、とりあえずシキ君こんなもん…こんなもんなわけあるかー!さてはボンボンか!いや、ボンボンだな?少し前に親しみやすそうとか思っちゃった私を返して…。
テレイヤちゃんはもうスルーでお願いします。若干気落ちした私を置いて二人は食事の注文口と思われるカウンター前に並んでいる行列へ歩き出すのであわてて私も追いかけ…と言っても食事をするところなので走んないけどね!気持ち的にね?
さて、私達の番になりましたが基本的には日替わり定食が数種類ありその中から選ぶという至ってシンプルなメニューでした。これだけの人数を毎日となるとそうなるんでしょうね…聞いたところによると学年が上がると野外活動も増えるそうなので学園の外で食べる学生もいるのだとか。
ちなみに今日はA定食はパンに肉類を挟んだバーガー(特大可)とB定食は魚のソテーにサラダとパン、C定食はポテトサラダとスープとパン。定食と名はついているもののパンが主食…未だお米は見ていないのでこの世界ではないのでしょうか?パンも好きだけどお米も恋しいなぁ。
「あたしA定食!」
「B定食」
どうやら二人はメニューを決めたようで頼んじゃってる。むむ、残るはC定食…せっかくなのでかぶりなしで行こうかな。
「私はC定食で」
言えばさっと出る定食のトレイ。でも温かいものは湯気が出ていて出来立てみたい。最初の思惑通りまだ生徒が少なかったので適当に空いている席に座り、食べ始めるんだけど私は見たことなかった保温?の魔法をかかっている定食を不思議だな~と見ているとシキ君が教えてくれました。
「状態固定魔法だ、こういう食堂には使えるやつが常駐してんだよ」
いかにも異世界感が出てきましたよ!故郷ではあまり魔法と出会う使う機会がなかったから今さらなんだけど。定食の味も結構おいしいな、もぐもぐ。
ところでサマセウスはまだかな…。
まだ学食です…進んでないですね。
いつになったら授業になるんだという…まだまだ先です!←ぇえ