エデン学園入学1
つたないですがよろしくお願いいたします。
やってきました!何がって…そりゃエデン学園初等部入学することになりました。
いやーこの精神年齢になって初等部…つまり小学校に入ることになるとは。
でも最初に現状を理解した時にはもしかしたらとは考えていたから思ったよりは異世界の学校で好奇心のほうが大きいのでショックはないんだけどね。
どうやら異世界に転生したらしく物心ついた時に前世の自我が現れてその時は色々パニックになったけど、若返り?異世界ライフ…?魔法だ!いや、ケモノミミ!!前世の人間関係の記憶がさっぱりないので後悔やらなんやらはなかったので単純に受け入れられたようです。なにより若いっていいね!
で、私が転生したのは初等部の教科書には載ってない狭間とか中立地帯といわれる場所でエデンの西側になるんだけどまぁ、田舎だったよ。それなりには人はいたんだけど…ね。皆何かしらついてんだよね。角とか羽根とか尻尾とか。
どうやら中立地帯といっても魔族が多い地域で神族がいなかった。あ、この世界での人間は神族っていうらしく、その他は魔族っていうらしい。それで私はというと魔族になるそうです。
魔族っといっても何代前かがダブルだったらしく私の外見は神族っぽいけど身体能力とか特殊能力的には先祖返りしたらしく夜族…いわゆる吸血鬼の能力が強いらしい。実感ないからわかんないけど…まぁ、瞳は赤いので吸血鬼っぽいとは思う。
まぁ私のことはこの辺にしといて同じ故郷からエデン学園に入学する幼馴染がいる…けどこいつがなんだかチートなんだよね。魔族の中でも三大部族である狼族っていう狼のランカンスロープ。
髪は銀髪だし(いわゆるシルバーファングなのかな?)瞳は赤いし…厨二かっ!と突っ込みたくなる容姿で多分成長したらイケメソだよ。絶対。
とは言え幼馴染だし、同年代のお友達ってコイツぐらいしかいない。学園でもちょっと知人は増やしたいところ。ちなみに幼馴染の名前はサマセウス・レグラント。
「ローア」
っと噂の幼馴染だ。ってか服の裾を引っ張るんじゃない!入学するからと買ってもらったおろしたての服が伸びる、伸びる!
「なんかあったの?」
「視線が、嫌だ」
銀髪が珍しいんだろうよ。故郷じゃありふれた色彩だけどエデンじゃ魔族自体少数派だし。
「…後でかぶるものでも見つけるしかないかな」
「ん」
今日は入寮だけだし、雑貨屋を後で見に行くことが決定。ややこしい手続きとかは親が全部やってくっるのでそのあたりはスルーで。
申し遅れましたが、私はロニアス・シュベルです。親しみを込めてローアとでもおよび下さいまし。
前世での生活感が出ない様にするのって結構大変ですね…。