one 〜第2章〜
次にカイトが
向かったのは、
別名『修練の地』と
呼ばれる港町、
『ベルス』である。
そこはいくつかの
過酷な環境があり、
新米から熟練者まで
多くのバトラーが
集まる地であった。
ここ、ベルスには
1〜4といくつかの
修練場が存在するが、
バトルロワイヤルの
創設者『アリア』が
修業を積んだ場所と
して有名な
第2修練場が一般に
使われている。
ここで1〜4の
修練場を紹介しよう。
①『雷神の谷』
常に雷が落ちており
非常に危険な場所。
②『風神の崖』
常に突風が吹いており
崖から落ちた人も…
③『水神の海』
激しく荒れている波は
全てを飲み込むほど。
④『炎神の火山』
近づけば近づくほど
体は焼け落ちていく…
このように修練場は
用途、目的によって
4つに分けられている。
さっそくカイトは
第2修練場に向かった。
第2修練場に行くには、
山を登らなければ
いけなかった。
ある程度登っていくと、
前方に人影が見えた。
走って近寄って行くと
『ボウッ!!』
「うわっ!?」
間一髪だった。
前方から火の玉が
飛んで来たのだ。
何とかかわすことが
出来たが、あと少し
遅ければ完全に
焼け落ちていただろう。
「てめぇ………
いきなり何すんだ!」
前方の男は答えた。
「俺の名はゼスタ。
お前もバトラーか?
ならば、この
『炎武・皇承火』の
餌食になってもらう!」
カイトの前に
立ちはだかる
謎の男、『ゼスタ』。
力を身につけて
間もないカイトに
勝機はあるのか!?