表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

三月ちゃんとの出会い

「これは、私が実際に体験した話。」

         *

当時クラスメイトだった、三月(ミツキ)ちゃんが4年前に行方不明になったでしょ?

お母さんも、誰も、なにも知らなかった。事件が起きた時は、「ただの家出だろう」って警察も言ってた。だけど、私はそうは思えなかった。

だって三月ちゃん、勝手に家出なんかする子じゃなかったから。


事件から一ヶ月だっても三月ちゃんは帰ってこなかった。

さすがにヤバいと思ったのか、警察も捜査を始めた。しかし、他の事件の調査も忙しく、なかなかはかどらなかったそうだ。

         

――――学校の帰り道 

私はなにげなく、野原に立ち寄ってみた。

そこには塀があり、そのそばで寝っ転がった。

すると、塀に穴があるのを気付いた。

不思議に思い、穴をくぐってみた。すると――――

「ここ、どこ!?」

なぜか、時間が戻っていた。

そして、もう一度くぐると、

「戻った…」

首をかしげながら、家へ帰った…。

         *

その日は急いで家へ帰ってから野原へ行った。

やっぱり穴はある。


(くぐろう)

心で決心してから、もう一度くぐることにした。

今度は

(三月ちゃんに、会えますように)

と願いながら。

――――くぐった

すると目の前には三月ちゃんがいた。

「三月ちゃん!?」

「そうよ、久しぶりね。沙波(サナミ)ちゃんでしょう?」

「そうだよ。三月ちゃん、こんなところでなにやってるの!?」

「い・え・で♡」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ