転生したら初期地点が凄まじい場所だった件
掲載日:2026/02/22
「おや? こののどかな風景……まさか、モーモー牧――」
転生直後の第一声は、平和な牧歌的ライフへの期待だった。
だが、その期待は一瞬でかき消される。
コッコッコッコッコッコッコッコッコッコ……!!
「あーーーーーーーーーー!!! 大量の鶏がーーーー!!」
地平線を埋め尽くすほどのニワトリの群れ。
一羽なら愛らしいそれが、津波のように俺へと押し寄せてくる。
「来るな! 来るな来るな来るなーーーーー!!!! 俺に寄るなーーー!!!!」
俺は応戦した。だが、おかしい。
「グサッ! グサッ!」と手応えはあるのに、こいつら、見た目に反してメチャクチャ硬い!
「やばいやばいやばいやばい! 処理しきれな――」
一羽、また一羽と俺の体に飛び乗り、視界を白い羽が覆い尽くす。
最強のスキルも、数千羽の「つつき」と「自重」の前では無力だった。
グッッッッッッッチャ!!!!
(完)




