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紅万紫千  作者: ぬい葉
第一章:千紫万紅

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第八話:活動グループ

「はい、ということで! 今から第一回『世界元に戻す隊』の会議を始めます!」


「ネーミングセンス」


「あ、あはは。変色、先にチーム名みたいなのを考えない?」


「ちょっと二人ともそこは『おー!』とかでしょ!」


 私は会議の開始を声高らかに宣言したのに二人ともちょっと酷くない!?


「でもまあ、そうだね……チーム名考えようか」


 確かに、活動するためにチーム名は欲しいよ、分かってるよ!


「あ、でも学校を拠点に活動するから、部活動名とかでも良いかも?」


「どっちでもいい」


「おい紺鼠てめぇさっきからなんだ? 可愛いからって許されると思うなよ!」


「ヤンキー変色こわーい」


 平和だね!


「あ、チーム『平和』とか」


「ありじゃない?」


「保留」


「そうだねもっと色々アイディア出してみよ」


 いきなりだけど早速一つ目の案。でもチーム『平和』は一先ず保留。

 うーん他は……。


「……なにかボクたちの特徴を組み合わせるとか?」


「特徴……」


「変色、髪の色がいっぱいある、黒白、黒と白。私、紺鼠色」


「紺鼠色なんてあるの?」


「うん、昔の色であったらしい、私のお父さんは色んな国の伝統色が好きなの」


「ふーん、てことは私たちは全員どこかしらに色が関わってるってことね」


 いや三人とも色とどこかしら関係があるの奇跡でしょ。


「色関係のチーム名?」


「チーム『平和の色』とか」


「紺鼠、ダサいよー」


「んむ……」


 言い返してやったり!


「チーム『立ち向かう色たち』」


「可愛いね、わらわら」


「あん?」


「ちょっと二人とも喧嘩しないで?」


「ふん、お前よりも可愛い黒白に免じてここまでにしてやる」


「同じく」


「あの、二人とも?」


 あ、そろそろ黒白がキレちゃう、困らせるのもここまでにしよう。


「えー、コホン……まじめにどうする?」


「うーん、色とりどり」


「色んな色」


「……あ、色とりどりってので『千紫万紅』とかあったような」


 私は真剣に考えている二人が呟いた『色とりどり』、『色んな色』という言葉を聞いて、『千紫万紅』という言葉を思い出し、そう言う。


「あ、それ良いじゃん」


「『千紫万紅』私も知ってる。悪くない」


 千紫万紅は色とりどりとか様々な色、っていう意味がある。まさに私たちにピッタリでは? 二人も文句無さそうだし。


「え、どう?」


「ボクは今のが今のところ一番良いよ!」


「私も良いと思う」


「おお……」


 え、じゃあ決まり?


「じゃあ……千紫万紅、で良い?」


「うん」


「うん良いよ!」


 わぁ、決まる時はあっという間だね……。『千紫万紅』これが私たちのチーム名。いや『活動グループ名』の方が良いね。


「じゃあ決まり! 今から第一回、活動グループ名『千紫万紅』の会議を始めるよ!」


「おー!」


「……おー」


「良いね!」


 こうして私たち千紫万紅、記念すべき第一回目の会議が始まったのであった!



「で、何から話す?」


「リーダー、ちょっといい?」


「え、リーダー?」


 何から話すか私は二人に聞いた、すると紺鼠が私のことをリーダーと呼んできた、そのことに私は困惑する。


「変色が始まりだからね、変色はリーダーみたいなものだよ!」


 黒白も続いてそう言ってきた。


「あーなるほど」


 確かに、これは私が始めたことだもんね。

 リーダー、世界を救うグループのリーダー……ふふっ、良いね!


「あ。で、なんだい? 紺鼠君」


「キャラ変わった……会議するのは良いけど、ここ臭い」


「あ」


「あ」


 紺鼠君、それは言っちゃいけないよ。


「うん、私も思ってる臭いって! 臭すぎる!」


「ちょっと、二人とも失礼だよ!……確かに臭いけど!」


 そう、失礼かもしれない、だけど臭いのだ。猛烈に。

 何が原因かって? 死臭だよ!


「人間の死体だけじゃなくて、化け物の死骸もある、それに校舎の中に風が通らなすぎるのも悪いね」


 街中でも普通にちょっと臭うからね、風が通らない校舎内だとそりゃこうなるわって話。


「学校じゃない場所に移動とかする?」


「でも椅子とか机とかがあるまともな場所って他に無いと思うけど?」


「だよね」


 やっぱいくら臭くても活動場所の移動は無しだね、こんなにいい場所そうそう無いだろうし。


「でも正直、吐き気もする」


「……いっそのこと、校舎内を掃除する?」


「掃除?」


 あまりにも臭そうにするので、そこで私は二人に、校舎内を掃除するのはどうかと提案をした。


「うん、掃除。臭いの発生源を掃除する」


「つまり、死体とかも?」


「うん、まあ死体とかは正しくは移動だけどね」


 私の考えたことは、まず校舎内にある人と化け物の死体を校舎の外の一か所に移動させる。そしてそのあと校舎内に付いた血などを水で洗い流す。って感じ。

 人の死体はまだ埋葬しないつもり。親族の元に帰らせたいと思ってるから。


「どう?……人の死体に触れることになるけど、二人とも大丈夫?」


「……頑張る」


「私も……だけどめんどくさい」


「無理だったら、強要はしないけど」


 二人とも掃除を頑張ってくれるっぽいけど、人の死体に沢山触れることになるからね、強要はできない。正直私も怖かったりする。


「こんな臭いの中活動なんてできないから、やる」


「ボクも、学校を綺麗にしたい気持ちはあるからね!」


 二人とも手伝ってくれるみたい。二人が居れば怖くはないね!


「二人ともありがと! よし、じゃあ千紫万紅最初の活動は学校の掃除だね!」


「世界を元に戻すのとはあまり関係ないね」


「会議のために必要!」


 それに清潔にすれば学校関係者の人たちも喜ぶだろうし、人の為になるならなんでも良いよね!

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