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星々で構成されたシンフォニー   作者: 主道 学


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13/21

エピソード 12

 外の空気も生暖かくどこか淀んでいる。その空気に混じっているものを、俺の五感が何か捉え始めた。


「うん? なんだ???」

「どうした? イルス?」

「何?」


 窓の外から何かが漂ってきているのだ。

 

 それは……微量な排気ガスだった。

 何故、俺の五感がいつも道路へと、吐き出されるだけの排気ガスという。些細な事に反応したかというと。意外なことだが、この市場には車が一台もなかったからだ。


 その排気ガスはどこからだろうかと、俺は窓の外から周囲を窺った。


 ふと、このホテルの前に、スモークガラスの普通自動車が一台置いてあることに気が付いた。


 俺がその車を警戒していると、自動車の中から白一色のスーツを着た屈強な男たち三人が出てきた。


 そして、そのままホテルの玄関に姿が消えてしまった。

 

「やれやれ、呼んだ覚えなんてないぜ……噂をすれば影が差す。か……どうやら、国家機関並の大きな研究所か何かから新規のお客さんが来たようだ」


 ジンが俺の言動に首を傾げていたが、急に狐耳が警戒したかのようにピンと立った。横から、マスターが首を縦に振って、「危険なら、早く倒せ」のジェスチャーをする。

 

「了解です。丁重に掃除をしてきます」


 俺はズボンのポケットから、高出力電磁ソードの柄を取り出した。柄を一振りすると、高出力の電磁波とともに放電したソードのできあがりだ。そのまま、俺は部屋の外へと瞬間的な三歩で踏み込みこんだ。


 この部屋のドアをいっぱいに開け、外廊下の向こう端に身体をぶち当てると、早歩きで接近していた白いスーツの男たちに、そのまま横っ飛びに斬りかかった。


 順々に、そして、瞬時に。横薙ぎにしていくと、驚いた男たちは、驚愕した表情を残したまま上半身と下半身がおさらばする。


「ふうっ。……掃除終わりっと」


 俺は一息ついて、屈んだ状態から立ち上がるため。ふと壁に手をつこうとした。


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