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パンツ
「あ、パンツ忘れた」
「はっ、佐藤は甘いな!俺なんて制服忘れた」
「だからお前朝からずっと部活のジャージなのかよ、汗くせぇよ、ジャージと水着ってお前学校に何しに来てんだよ」
田中にむけて佐藤がいつも通り辛口の反応をする、するといつものように森が引っ掻き回しにくる。
「俺は…おっぱいを見に来ている、それからパンツ…」
「もうお前は喋るな!この前からクラスで俺たちをみる女子の目が本当にやばいから!」
「俺もそれだ!うちの階段真ん中が吹き抜けだから手すり側で上むいて歩くとパンツ見えることがあるしな!」
「お前それでこの前生徒指導に連れてかれたのに懲りてないのかよ、いっそ警察に捕まれよ」
「佐藤…そんなこと言いながらさ、お前だってやってるだろ?」
「…やってるよこの野郎!」
理不尽な拳が森の頬を叩いた。