間違った昔話
何で故郷のように感じるんだ?。
思い出せない…。いや、まだ諦めるには早いな。昔こんな場所にきたことがあるのか?。でも、それだとただ懐かしいだけだ。ここは……いや、この世界は、もっと特別な場所のように思う。そう、何年も帰れなかった家にやっと帰れたような…。
パキッ
自分の内側から何かが割れる音が聞こえる、そして…。
あれ、何考えてたんだっけ?。
後に残ったのは、必死になって汲んだ水を落としてしまったかのような喪失感。
まっいいか。ミズキに、日本の昔話でも見せてやるか。
そうだな、初めてだしあれにするか。俺が選んだのは、桃から生まれた人っぽい何かが三匹の動物を飼いならして鬼をいじめるって話だ。ビミョーに違う気もするがこれでいいだろう。
よし、そうと決まればさっそく舞台と登場人物をつくるか。
魔力でイメージを具現化する。
準備もできた、他にやることもないな。
じゃあ、昔話の始まり始まり……。
ステータス
名:サクト Level.1
年齢:生後4ヶ月
種族:?族
職業:??
称号:『転生者』『作りし者』
スキル:『魔力感知 Level.10』『鑑定 Level.10』『 精霊視 Level.10』『遠見 Level.10』『夜目 Level.10』『魔力視 Level.10』『集中 Level.10』『魔力操作 Level.10』『想像力補強 Level.10』
ユニークスキル:『作成 Level.1』『??の魔眼 Level.1』『魔力糸 Level.1』『身体能力上昇(超) Level.1』『???』