笑顔の理由と狼
こっちを向いて笑っている赤ちゃんがいた。
なんでこっちみてるんだ?。なんでわらってるんだ?。すこし……いや、かなり怖いな。
そうだ、『鑑定』使ってみるか。
ステータス
名:ミズキ Level.1
年齢:生後4ヶ月
種族:人族
職業:子供
称号:『期待されし者』
スキル:『魔力視 Level.1』
こいつ、明らかに日本人だろ。でも、俺みたいに称号に『転生者』がないんだよなー。
こいつが笑ってる理由が、転生したから自我がある以外に………やっぱり『魔力視』しかないよな。
……さっきまで魔力でいろいろしてたからか?。
うーん、そうだな。少し遊んでやるか。
魔力使ってなにか作ればいいか。
俺子供だから守ってくれるようなのがいいな。狼でいいか。
よし、作るか。
イメージ、イメージ………。
《想像力補強Level.10を再習得しました》
頭の中でどんどん狼の形が出来上がっていくのがわかる。狼の毛などの細かいところは勝手にできていく『想像力補強』のおかげか?。
できた。
『アバブブブ』
自分の体の中から魔力が光点となって体内から出て行く。
光点は床に集まって、どんどん子犬をかたちずくっていく。
子犬ができた。子犬といっても、まとう雰囲気が犬の持つものではなかったが。
「ワンッ!」
《???を習得しました》
子犬が吠えるとスキルが手に入った。
スキル名が?だ、あとレベルがない、どういうことだ?。
取り敢えず説明見るか。
??? Level.1
サクトが作った狼。生きている。名前をつけると???が変化。体を魔力に変え、スキル『???』に収納することができる。呼び出すことも可能。魔力の扱いに長けている種族。
………一応鑑定もしておくか。
ステータス
名:??? Level.1
年齢:生後0ヶ月
種族:魔狼族
職業:子供
称号:『作られし者』
スキル:『共感 Level.1』
ユニークスキル:『魔力化 Level.1』
そういえば他人のスキル説明ってみれるのか?。
共感 Level.1
自分を持っている者に強く思うことである程度の気持ちを伝えることができる。伝えようとしなければ伝わらない。受信も可能。
遠くに離れても大丈夫なのかな?。
魔力化 Level.1
魔力にもどり自分を持っている者の魔力に戻る。魔力が尽きても新しい魔力で再召喚できる。記憶は消えない。
………これじゃあ俺が犬小屋みたいじゃないか。……気にしないでおこう。
こいつがわからは出られないのか?。
「ワンッ!」
子犬がもう一度鳴くと魔力になって俺の中に戻ってきた。
そういえば何か忘れてるような……そうだ!、ミズキ。
ミズキの方を見てみると。寝息を立てているミズキがいた。
今日は相手してやれなかったけど、またいつか遊んでやるか。
……俺も寝むたくなってきたな。お休みミズキ。
全然話が進みません。改めて他の小説家の人がすごく見えます。
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