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仮面の英雄  作者: サヤカ ユウノ
プロローグ
1/12

始まるための終わり

初投稿です。

「雪か」


俺、(ヒイラギ) 咲来人(サクト)17歳は下校中である。


「ねえ、ちょと聞いてるの?咲来人君」


こいつ、冬村(フユムラ) 雪菜(ユキナ)と一緒に。


「聴いてる聴いてる。で、なんだっけ」

「それって聴いてないじゃない。だから、今日の晩御飯なにか食べたいものがあるかって聞いてるの」


雪菜が溜め息をついて言ってくる。

俺は子供の頃に両親を事故で喪っていて、そのときに引き取ってくれたのが雪菜の両親だったのだ。

引き取った理由を聴くと、俺の親父の親友だったらしい。

それから雪菜と俺で交互に晩飯を作っているという訳だ。そんでもって、今日は雪菜が当番なのだ。


「それは重要な問題だ」

「そこまで重要じゃないでしょ」

「いいや、重要だ。雪菜の料理は美味いからな、きっと将来いいお嫁さんになれるよ」


そう言って雪菜の顔を見ると真っ赤になっていた。


「顔赤いぞ、熱あるんじゃないか?」

「そ、そんなことないわよ」

「そうか。じゃ、信号も青になったしいくぞ」


そのとき、誰かが叫ぶ声がした。


()けろーーーー!」


急いであたりを見回す。

まず、雪菜の驚いた顔。そして、雪菜の向こう側に、猛スピードで俺たちに突っ込んで来る、大型トラックの姿があった。

最初に感じたのが、早く雪菜を逃がさないと、だった。

瞬時に、トラックに轢かれにくい場所を割り出し、そこに雪菜を突き飛ばす。

次に感じたのが、俺は、もう助からないとゆうことだけだった。


「咲来人君ーーーーー!」


雪菜の叫ぶ声が聞こえた。

そうか、俺死ぬんだ。でも、人のために死ねるんだったら、俺の人生もそこまでわるいものでもなかったかな。

そして、瞬きすると、俺とトラックの間に、魔方陣があった。

急いで陣の文字を読んでいく。

クソッ!と、心の中で悪態をつく。

なんで、転移魔法(・・・・)なんだ。

魔方陣はしだいに光りを強めていき。光りはそのまま、俺を包み込んだ。

そこで、俺の意識はなくなった。

よければ誤字、脱字の報告お願いします。

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