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第5話

久々の投稿です

グダグダしてきていますね…

そろそろ話を進めなければ…

前回のあらすじ:ミヤビがリーンに正体を明かした


◇◆◇


「「ぐきゅるるる…」」



誰からともなくお腹の鳴る音が聞こえてきた。


「お腹が減ったのですよ…」


「時間的にもいいし、夕食にしようか」


「さっき討伐した魔物で食べられるのがいればいいんだがな。ヴィルフリート、こっちに来て魔物を見てくれ」


「かしこまりました」


リーンから見えない位置に移動した後、ヴィルフリートの眼前に魔物を並べていく。


「そうですね…、オークやクラーケンなど、こちら側の魔物は食べられますね。料理を作ることを考えますと、山菜や薬草など葉物が欲しいですね…」


食べられる側の魔物は牛や豚などの食べられる動物がモチーフとなったものであった。


ウルフなどの他の魔物は筋が固く、味も良くないため食用には向かないそうだ。


「んー、なら薬草とか探しにいきますかねぇ。丁度気になったところもあるし」


「シュン様、僕もご一緒します」


「あいよー、んじゃあサクッと30分くらいで取りに行ってきますかねぇ。それ以上になると腹ペコで動けなくなるのが出てきそうだし」


夜営地までの間で気になっていた薬草の群生地を目指してひとっとびに駆け抜ける。


駆けている途中に後ろをチラ見するとルシフェルがピタリとついてきていた。


◇◆◇


「ほい、到着」


目的地に到着したらすぐに薬草の採取を始める。


ルシフェルもスキルに『鑑定』を持つため、二手に分かれて採取を行うことにした。


目をつけただけあって、ここには様々な薬草が生えていた。


「料理分以外をミヤビに渡して回復薬を作って貰うのもありか…。…ん?これは…」


薬草に紛れて生えていたそれを取るために、自身と少し離れた場所にいるルシフェルに魔法をかける。


「『聴覚保護ヒアリングプロテクション』」


そしてそれを一気に引き抜いた…。


「ーーーーーー!!!!」


叫び声をあげるその草、マンドラゴラの首を細剣で切り裂き、瀕死にしたうえでインベントリへと収納する。


マンドラゴラは死んでしまうとすぐに鮮度が落ち、使えなくなってしまうため、こうして瀕死の状態にするのが鉄則である。


「さってと…。薬草はどれだけ集まったかねぇ?10,20,30…うん、これだけあれば十分かなぁ」


インベントリ内の薬草の数を確認し、採取を終了する。


まだ群生地に薬草は残っているが、全て取ることで薬草が生えなくなると困るからである。


これはゲームをしていた際に学んだことだ。


あのゲームでは採取し尽くすと素材を取ることが出来なくなるというかなり現実的な仕様があった。


枯渇したことで価格が高騰し、多くのNPC(non player character)が亡くなったという出来事があったのだった。


それ以来、必ず素材を残すようなスタンスをとっていた。


「ルシたん、そろそろ戻ろうか」


かけていた魔法を解除し、ルシフェルに声をかける。


ルシフェルはすぐに気付き、薬草を抱えてこちらに戻ってきた。


「シュン様、この薬草を収納して頂きたいです」


「いいよー」


ルシフェルから薬草を受け取り、インベントリへと納めてヴィルフリートたちの元へ急ぐ。


帰り道にリーフディアーを見つけたため、『拘束(バインド)』魔法を使用し、弱点の額の宝石に剣を突き刺して仕留めた。


「鹿肉の料理…どんなのになるかねぇ…楽しみだよ」


「僕も楽しみです。ヴィルフリートの腕に期待しましょう」


夕食に心を踊らせてボクとルシフェルは帰路についたのだった。

お読みいただきありがとうございます。

また次話投稿に時間がかかるとは思いますが気長に待っていてください。

それではまたお会いしましょう。

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