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第3話

お待たせしました。

今回も新しい人物が出てきます。

初っ端から人が多すぎるかなあと後悔してたり…

前回のあらすじ:第一の目的を決めた。


◇◆◇


「はあ、はあ…」


(森についた時から何処からか視線を感じていたけれど…まさか私を狙っていたなんて…)


少女はある村に住んでいて、今日はキノコの採取のために森へ訪れていた。

目的の場所にたどり着き、キノコの採取を行っていた少女は近づいてくる気配に気づき、咄嗟に身を潜めた。

そして近づいてきた者たちの目的を知り、今に至る。


(「金狐族の子供がこの近くにいるはずだ、絶対に捕らえろ」って言っていたけれど…きっと私のことよね…)


少女は、姿は人族に似ているが、金色の狐の耳としっぽを持った金狐族と呼ばれる獣人の子供であった。両親は既に他界しており、一人暮らしをしている。周囲の大人たちが優しかったため、苦労はしていなかったのだが…。


「見つけた。おい、こっちだ」


「逃がすか!『サンダー』!!」


「きゃあ!!!」


しかし、逃走も空しく、背後から放たれた雷撃を避けることができず、少女はその場に転がった。


「っち、手間かけさせやがって…」


頭を刈りあげた目つきの悪い男に、下卑た笑みを浮かべている男、興味なさげにしている男の3人が少女へと近づいてきた。


「おお、中々の上玉じゃないすか。お頭、売る前に一発やっちまってもいいすか?」


「ばっかやろう、こういうのは処女じゃねえと高く売れねえんだよ。ただ、まあ…ちっとくらいは味見してもいいかもなあ?」


頭と呼ばれた目つきの悪い男も舌なめずりして少女を眺めた後、少女に馬乗りとなり、身に着けていた服を乱暴に破いた。


「や、やめて…!離して…!!」


「っち、暴れんじゃねえ。おい、暴れねぇように抑えとけ」


「へい、次は俺にやらしてくだせえ」


少女の未熟な肢体が男たちの前に露になる。

そして少女の下部にある小さな蕾に自らの猛った逸物を宛がい、一思いに貫こうとしたが、しかしそれは叶わなかった。

通りすがったロリコンが、


「手前の汚ねぇもん幼気な少女の前に晒してんじゃねぇ」


という言葉と共に頭の男を蹴り飛ばしたためである……。


◇◆◇


時は少し前に遡る…。


「この辺の魔物は大体把握できたかな?」


愛剣を振るい、目の前のゴブリンを切り倒しながらハヤトがそう呟いた。


「そうね、この森には序盤で出てくるような弱い魔物しかいないみたいね…」


「…ん?」


(何だろう、3人で追いかけているみたいだねぇ…?)


シュンは探知魔法に引っかかった魔物以外の反応の様子に違和感を抱き、その真偽を確かめるべく、他の面々に声をかけ、一足早く目的の人物たちの元に急いだ。


「お、いたいた」


追いついてみると、違和感の通り、怒号を上げながら追っている男たちと追われている少女がいたのだった。


「逃がすか!『サンダー』!!」


「へえ、この世界では魔法が普及しているのか…」


そう一人でこの世界について考えに耽っていたが、気が付くとサンダーによって倒れた少女を前に男が逸物を出したところだった。


「あの野郎ナニしようとしてんだ?」


怒りのボルテージがマックスになったシュンは、考えることを放棄した。


「手前の汚ねぇもん幼気な少女の前に晒してんじゃねぇ」


男たちを排除することを第一の目的とし、魔法で脚力を増幅し、駆け出した際の力を利用して男の刈り上げた頭に飛び蹴りを食らわせたのだった。


◇◆◇


「ぐはああああ!!!??」


「え、あ、お、お頭あああああ!!??」


「うるせえよ、害虫が」


頭目が突然吹き飛んだことに驚き咄嗟に行動できなかった、手を押さえていた男もまた、シュンがその顔面を殴ったことで一直線に吹き飛んでいった。


「後はあんたか」


シュンから素早く距離をとった最後の一人に向き合う。


「くそ、金狐族を攫うだけの簡単な仕事だと思ってたのに…とんでもないのと遭遇するとはな…」


「言いたいことはそれだけか?歯ぁ食いしばれよ」


「ちょ、ちょっと!戦意喪失してるみたいだしもうやめなさいよ」


暴走しかかっていたシュンをミヤビが慌ててバインドの魔法を行使して抑えた。


「そうだよ、彼女も無事だったみたいだし、それくらいにしときなよ」


ハヤトが少女に自身が纏っていたローブを巻き付ける。


「ふう…仕方ないな…。ボクの気が変わらないうちに何処かに行ってくれるかい?」


「っく、お前らの顔、覚えたからな…」


助かった男は、そう捨て台詞を吐いて仲間を置いたまま逃げていった。


「はっ。覚えとけよ、じゃあねぇのな」


ビャクヤは他の2人を逃げた男に向けて放り投げながら呆れ顔で男の背を見ていた。


「あ、あのぅ…」


「おや、落ち着いたかい?」


声のしたほうを振り返ると、先ほどまで怯えていた少女が落ち着いた様子で座っていた。


「どうして襲われていたのか、できるなら話してほしいのです」


「あ、あの…その…」


サクヤがそう問いかけると、少女は再び瞳に怯えを宿した。

そのため、すぐに「嫌なら無理に話さなくていい」、と伝えると、少し落ち着きが戻ったのだった。


「助けていただいて、ありがとうございます。あなた方は一体…?」


「そうだね、僕らは冒険者になる予定の通りすがりの者、とでも言えばいいかな?」


「兄さん、その紹介だと怪しさマックスなのです…」


漫才のようなやり取りを聞き、緊張が解れたのか、少女に笑顔が戻ったため、改めて自己紹介を行う。


「初めまして。このメンバーのリーダーを務めているハヤトです。宜しくお願いします」


「ボクはシュン、そこの二人は僕らの従者で、名前はヴィルフリートとルシフェルだよ。宜しくねぇ」


「初めまして、ミヤビよ。宜しくね」


「俺はビャクヤ。宜しく」


「始めまして、サクヤです。宜しくおねがいするです」


そう各々の紹介が終わり、少女に視線が集まる。

居心地悪そうに体をもじもじさせた少女は、俯きがちに自分の名前を告げた。


「は、初めまして。リーンです。宜しくお願いします…」


「名前まで可愛いとか最高かよ」


一人ロリコンが呟いたが、こうして彼らは異世界の第一村人、リーンと知り合ったのだった。

その後この世界についての質問攻めに遭ったのは言うまでもない。


読んでいただきありがとうございます!

感謝感激雨あられです。

さて、次話投稿についてですが、次は7/10の投稿を予定しています。

一欠片も文ができてはいませんが、頑張って書いていきます。

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