第7話
大変お待たせしました…
…執筆サボってました本当にすみません(;´・ω・)
あ、題名変更に伴い、あらすじも少し弄ってあります(`・ω・´)b
前回のあらすじ:ご飯食べて風呂に入った
あの後、男女別でテントに入って就寝した。
朝食を済ませてからしばらく歩くと、集落が見つかった。
ここがリーンの住んでいる村のようだ。
…おや、村の方から剣を持ったおじさんが駆けてきたぞ?
「リーン!!…ッ!?おい、貴様ら、リーンから離れろ!!」
「…え、」
「敵意丸出しだね」
なぜ剣を向けられないといけないのか…まあ、心配だったんだろうが。
ハヤトも肩をすくめている。
「え?おじさん?」
「リーン、そいつらから離れなさい!!」
「?!おじさん、この人たちは私のことを助けてくれたのよ」
あ、リーンが説明しに行ったね。
これで誤解は解けるだろ。
◇◆◇
「疑ってすまなかった!!」
「心配になる気持ちはわかりますのでいいですよ」
このおじさん、リーンの叔父だそうで、昨日リーンが帰ってこなかったので、朝早くから森に捜索に出ようとしていたのだとか。
ボクたちが助けてなかったら攫われちゃってたってことを聞いて、顔を真っ青にして謝罪してきたんだ。
「お詫びと救出のお礼をしたいのだが…」
「あ、じゃあねェ、リーンたんが採ってきたキノコが欲しいかなァ」
「キノコ、か?」
「うん、そう」
「そうか。リーン、採ってきたキノコを彼らに」
「うん。昨日は助けてくれてありがとう」
「いいえ」
リーンは採ってきたキノコを全部くれた。
本当は少しでよかったのだが、助けてくれた恩人に何か物を返したかったというリーンの気持ちも考えて、素直に受け取ることにした。
「それじゃあ、僕たちは行きますね」
「リーン、バイバイ」
「さようなら」
くそ可愛いリーンたんとの別れは辛いが、ボクたちには街へ行って冒険者になる目的がある。
連れて行くわけにもいかないしね…。
気持ち切り替えて行くか。
◇◆◇
村から続く街道に沿って歩くこと数時間。
門が見え、ボクらは最初の街、ガリューナにたどり着いた。
リーンから聞いた話だと、門で通行証を見せるんだとか。
通行証がない場合は銀貨2枚で通れるらしい。
銅貨が10枚で銀貨1枚、銀貨1枚で金貨1枚だ。
ゲームのときの通貨はGだったけど、これは金貨と同じだったらしく、金銭の心配はなさそうだ。
ボクたちの番が来たので門番に金貨を手渡す。
門番曰く、冒険者の持つギルドカードは通行証と同じ扱いらしく、通行料が免除されるのだとか。
お釣りをもらうついでにギルドの場所を聞いた。
門の正面のメインストリートを進むと左手にあるそうだ。
早速向かうことにした。
たまにすれ違う冒険者らしく武器を帯刀した人たちの横を抜け、多くの人が出入りしているその建物の前に着いた。
レンガで作られたその建物には開かれた大きな扉があり、奥に人々が列をなすカウンターが見える。
『登録窓口』と書かれたカウンターがあったのでそこに向かった。
「…見られてるねェ」
「新参者が珍しいんだろうよ」
ギルドに入った時から、周りがずっとこちらをジロジロと見ているのはわかっていた。
そしてカウンターに行くまでに絡まれるだろうことも。
「よお、今日来た新人だろ?」
「お、いい女連れてんじゃん。俺らのパーティーに入らねえ?イイ思い出来るぜ?」
予想通り、ガラの悪い男たちがこちらに絡んできた。
はあ…面倒だ。
読んでくださりありがとうございます
相変わらずのペースの遅さですみません
ようやく街に到着ですよ…引っ張りすぎた…
セリフが紛らわしくなるので一人称を一部変更しました
以下で決定ですのでよろしくお願いします
シュン:ボク
ハヤト:僕
ビャクヤ:俺
サクヤ:私
ミヤビ:あたし
この世界の言語に関しては、転移時のボーナスで言語学のスキルを取得しているため問題なく読み書きができます
ご都合主義ってやつですネ




