006話 記憶が無い
「ちょっと起きなさいよ。村がおかしいのよ。」
俺様は、ミミによって起こされた。
「は~、何だよ。こっちは昨日色々やって疲れてるんだよ。」
「え!、昨日この村で何かあったのですか?」
ミミは何があったのか分からなかった。
「ああ、あったぜ。この村は初めて終わりを迎えたんだよ。」
「終わり?何が終わったんですか?」
「もう、気づいてるだろ。村の人達が居ないことに。」
「それは、知ってます。それが、何か関係してるんですか?」
「関係大有りだよ。今から話すことは真実だ。この村はお前の知ってる村ではない。」
「え…、何言ってるんですか。」
「だから、お前は違う村から誘拐されてこの村で育てられたんだよ。そして、この村のお偉いさんみたいな人として扱われてたんだよ。ホントは、お前は平凡な一般市民なんだよ。」
もちろんミミは納得しなかった。
「わわわわ私が、平凡何て事はありえないわ。」
「なら、我が話してやろう。」
「何だウイング起きていたのか。」
「ずっと前から起きていました。」
「なら、お前に任せるよウイング。」
「何二人で話続けているんですか。私を無視しないで下さい。」
「はいはい。では、ウイング任せたよ。」
「了解しました。」
そして、ウイングが知ってる事をミミに全て話した。
「そしたら、私は平凡ではないじゃないですか。」
「ああ、そうだよ。でも、今のお前を見て平凡と思う人の方が多いと思うがな。」
ミミの着ているのは、ボロボロの布1枚だけ着ている姿だった。
「確かに、今の格好見たら平凡にしか見えないのかもしれませんわ。」
「まあ、そこはいいや。とにかく、ミミの故郷に返すのがこの村から頼まれたことだ。だから、お前の故郷はどこか教えろ。」
「え!、村の人達は死んだんですか?」
「うん、死んだよ。正確には亡霊の魂が成仏した。」
「そうだったんですか…」
「ああ、だから早くお前の故郷教えろ。」
「故郷…」
「もしかして、故郷分からないとか?」
「はい…、そうですよ分かりませんよ。」
「それじゃ故郷に帰れないだろうが。」
なぜ、ミミは故郷を知らないのかと言うと。誘拐された時が、小さい時だからなんです。
「はい…」
「ウイング分かるか?」
「すいません、分かりません。」
「は~、いきなりいきずまりかよ。まあ、いいや。ウイングここから近い村はどこだ?」
「はい、ここからでは大六体大陸バーナーです。」
「バーナーとか、つまらん名前だな。とりあえず、ウイング大六体大陸バーナーに行こうぜー」
「了解しました。では、我の上にお乗りください。」
「おう、よろしく。もしかして、ミミも来る気か?」
「行くに決まってるでしょ。ここに私を置いていくつもり?」
なぜか怒っている。
「どっちでもいいけどさ。お前を置いて行ってもいいけどさ。」
「ヒドイヒドイヒドイヒドイ、私も行くわよ。」
こうして、俺様とミミはウイングの背中に乗って空に飛んだ。
「落ちないように気を付けてください。」
こうして俺らは大六体大陸バーナーに向かうことが決まった。そして、もう1つ分かったことがある。それは、ミミには故郷の記憶がない。




