024話 親友
「あれ?、俺死んでない。」
おかしい。普通の弾丸なら確実に俺様は死んでいる。
「旦那、ホントに大丈夫何ですか?」
ブレスは、温度をコントロールして元に戻した。
「大丈夫だ。だけど、何で俺様は生きているんだ?」
「聞いたことがあります。この世界には7つの武器があります。その中に、弾丸は見えないけど音だけは聞こえる。名前は、天。」
「もしかして…、そんなはずはない。あの武器はこの世界から消えたはずだ。」
この世界には、不思議がたくさん存在する。その二つ目が7つの武器。ライフル・マシーンガン・ナイフ・日本刀・ナックル・弓・杖。今回遭遇したのは、ライフル。
「だけど、現に今旦那が撃たれたじゃない。」
確かに俺様は撃たれた。だけど、俺様の体には異変がなかった。
「なら、あいつは誰なんだ?」
イリアが、見た方向に一人だけ立っていた。
「なんだ。死ななかったか。」
僕は、ライフルの使い手。ショット・シン。
「旦那、向こうから誰かがこっちに来ます。」
俺様は覚悟した。
「イリア。ブレス。あいつがここに来るのを待つぞ。」
「旦那ホントに待つのですか?」
「わかった。」
「ホントだよ。何か俺様の知り合いだと思うから。」
「わかりました。」
俺様達は、ずっと向かってくる方向を見ていた。
「へえ、逃げないんだね。」
僕はライフルをしまい向かった。
「もう少しで、着くぜ。」
そして、俺様達の前に現れた。
「え!、何でお前がここに居るんだよ。」
「は?、お前誰だよ。」
「何だと。毎回成績でもスポーツでも1位の僕を知らないのか?」
「ああ、知らない。」
「なんだ…………と。」
僕はショックで地面に座った。
「旦那知り合いですか?」
「ねえねえ教えてよ。」
「知り合いだよ。俺様の親友だよ。」
僕は、親友と聞こえて立ち上がった。
「やっぱり知ってるんじゃないか。」




