022話 受け継ぎ
俺らはアイスの所に着いた。
「おい、アイス。」
「何ですか?」
「お前の弱点を教えてくれ。イリアを助けるために。」
アイスは、黙った。
「何で黙ってるんだよ。早くしないと、イリアが死んでしまう。」
「ブレス…、話してないのか?」
「え?、今は関係ないだろ。」
「いえ、旦那関係は大有りです。」
「何が関係するんだ?」
「旦那にアイスと私の話をします。」
俺様は色々ブレスから、聞いた。1つは、ブレスのインパクトガーナのリスクはあった。それは、体内の炎の半分を今後使えなくなる能力。アイスの、冷気。冷気は、アイスが死んだら今まで凍らせた物・人が解放される。アイスの死は、氷が溶けるを意味してる。そして、その時はやってきた。
「なら…イリアが助かるためにはアイスを殺さないといけないのか?」
「はい、そうです。」
ドン
「おい、アイスどうしたんだよ。」
アイスが、倒れた音だった。
「アイス、何かありましたか?」
「大丈夫だよ、旦那とブレス。もう、限界だよ。」
実は、インパクトガーナを使った時の火がアイスの体内に残ってしまってた。
「もしかして、俺のインパクトガーナがお前の命についたのか?」
「ああ、そうだよ。でも、それでブレスがくよくよするなよ。」
「だけど、俺のせいでアイスが」
「やめろブレス。」
俺様は怒ってる。もう、俺様のなかには1つの感情が高くなってた。それは、弟を絶対に殺す。
「旦那…」
「アイス色々ありがとうな。まだ、会って数分だけど楽しかったよ。」
「いえ、私がブレス・イリア・旦那皆に迷惑かけてごめんなさい。」
もう、アイスの体はだんだん薄くなってた。
「最後にお願いがあります。」
「何だ、言ってみろアイス。」
「私の能力を旦那に譲ります。」
アイスは、手を前に出した。その手のひらには、小さい欠片があった。
「わかった。」
俺様はアイスに、近づき手のひらの物を受け取った。
「あとは……よろ………しくブレス。」
アイスは、眠りについた。
「なあ、これでイリアは助かるんだよな?」
「はい、これでイリアの氷は溶けます。」
「次の目的は決めた。弟を殺す。」
「ホントによろしいんですか?兄弟ではないんですか。」
「もう、兄弟ではない。こんなに、俺様の大切な人を殺したるやつが俺様の兄弟とは認めない。」
アイスから、貰った欠片は光だした。
「どうしたらいいんだ?」
「旦那の体に軽く押す感じで、やってみてください。」
俺様は言われたとうりやった。そしたら、ゆっくり欠片は体の中に入った。この瞬間から、俺様は冷気を自分で使えるようになった。




