014話 出会った
「あなたが、イリアとブレスの契約者ですかね？」
いきなり目の前に現れたのは、美しい翼に綺麗な青い竜だった。
「お久しぶりです。ルル・アイスさん。」
「お主は、何で我らのホントの名前を普通に呼ぶのかな？」
「昔から呼んでいたからだからかな。」
「だから、お前は嫌われるんだよ。そんな風に、普通にバラしたらダメなんだよ。」
「それは、知ってるよ。でも、何て呼んだらいいかわからないからしょうがないじゃん。」
「まあ、今後は気を付けろよ。」
「わかった。毎回怒らないで居てくれるのは、アイスだけだよ。」
イリアとアイスは、実は仲良しだった。昔から良く、一緒に居た二人。
「まあ、アイスお前を仲間にしに来た。」
俺様は、アイスに直球で言った。
「イリアお前…………………。」
「うん、私の契約者だよ。」
「ホントに、来たのかよ。」
「来た？、もしかして俺様が来ることがわかっていたのか？」
「うん、わかっていたよ。」
「え？、なんで？」
「それはね、アイスの能力真実の鏡だよ。」
「真実の鏡？」
「真実の鏡は、アイスの体内の血を使って丸い形にして使うんだ。」
「だから、イリアは……もう言ってしまったからいいか。」
「それで、俺様が来ること分かったのか。」
「そうだよ。」
なぜか、アイスはニコニコしながら首を縦に降った。
ドン
「グハー」
アイスは、いきなり俺様の事を手で殴った。その殴られて、俺様は遠くに飛んだ。
「アイス何やってるんだよ。」
「何って？、あいつを殺そうとしたんだよ。」
「殴った理由言えよ。」
「あの人間がこの世界に危険な存在だから。」
「お前もか。この世界に、あいつと同じ顔してる兄弟がいるんだよ。それだよ。危険な人は。」
「何だと。お前の言ってることが真実だとしたらさっき殴った人をここに連れてこないと。」
「それは、大丈夫だよ。」
ウイングは、名前を呼んでここに呼んだ。
「旦那ー。」
シュー
「はい、連れてきたよアイス。」
「あれ？、何で傷とかない。それは、何でだ？」
「ホントだ。何で俺様は無傷なんだ？」
「それは、アイスが殴ろうとした瞬間に旦那を後ろに吹き飛ばしたんだよ。」
「なるほど。ウイングありがとう。」
「お前ら、どんだげ信頼してるんだよ。」
「そ・れ・は、内緒。」
俺様は3体目の竜に出会った。名前はルル・アイス。
