雑文エッセイ「ルーキーがランキングでバズる瞬間~それでも短編は旬が短い~」
さて、なんのツテもない新人の投稿作品がいきなりランキングを駆け上がる事はまずないはずなのだが、そんな稀なケースをたまたま見つけたので検証してみました。
で、その短編作品は8月24日の13時ちょい過ぎに異世界恋愛ジャンルへ手動投稿され、その後下記のような経過でUVを得ていた。はい、数字はptじゃなくてUVなのでお間違いのないように。
因みにUVって作品にアクセスしてきた人の数です。まっ、短編だとpvで集計してもいいんだけど、アクセス機器によっては何回かに分けてアクセスして来るものもあるので若干UVより数字が大きくなっちゃうんだよね。
8/24日 359 8/29金 1万4828
8/25月 444 8/03土 1万8887
8/26火 1千499 8/31日 1万2823
8/27水 3千825 9/01月 7597
8/28木 8千357 9/02火 5780
で、これを見ると、まぁ初日は異世界恋愛ジャンルと言えども、なんのツテもない作家の投稿作品としては普通の読まれ具合だと思う。
いや、若干読まれた方かな。まっ、多分タイトルが刺さったんだろうね。
で、以降は推測だがこの日に少しだけポイントが入ったんだと思う。なので次の日も同程度の読まれ具合となった。
ただ、多分ここで大量とまでは行かないまでもランキングの下の方に載れるくらいの加点があったらしい。
なので3日目の読まれ具合が急上昇しています。そしてここからは完全に上昇気流に乗りました。もう日を追うごとにUV数が増えています。
これはランキングの位置が上の方に上がってスマホユーザーたちの目に付き易くなったからだと推測できます。
そして6日目には多分ランキングの5位以内に入っているはずだ。そして7日目に晴れてトップになった・・かどうかは判らないけどピークを迎えます。
で、ここからが短編作品の弱さなんだけど、殆どの読者って一回作品を読んだ人は再度読み直してくれない。
なので後は7日目にランキングを確認していなかった読者の落穂拾いしか呼び込めずアクセス数は急落しています。
そう、一旦右肩下がりになった短編作品って仮にランキング上位に留まっていたとしても加点してくれる読者からは既にポイントを貰っているので再浮上するのが難しいのだ。
それでも5千以上の読者に読まれていれば少しはポイントが入るはず。なのでこの短編作品は次に主戦場を週間、または月間ランキングに移して緩やかに消えてゆくのでしょう。
うんっ、本当に短編作品って旬が短いよね。
とは言え、この作品が10日間で稼いだptは3万以上だ。評価者の数も3千400人以上である。
そして8日目時点での総UV数は7万5000以上を叩き出している。単純に考えるとこの作品は7万人以上の読者に読まれたのである。
注:UVは2日遅れで集計するらしいのでpvの総数とは乖離します。
いや~、この数値化が書籍の購入者数だったらベストセラーだね。仮に1/10としても楽々黒字ラインを突破している。
まっ、現実はもっと厳しいからそうはならないらしいんだけどさ。
で、この作品の作家さんってこの作品の前に6作品ほど投稿していたんだけど、これだけ読者がついたのならばそれらの作品も読まれたはずだと思って調べてみたら大きく予想を外していました。
うんっ、ここの読者って本当に作者買いをしないんだね。いや、全然読まれていなかった訳ではないんだけどその増加数は微々たるものでした。
まぁ、これはあくまで書籍化などのアピールポイントのない新人さんだからだと思うんだけど、中々現実は厳しいみたいだね。
と言う事で、ルーキーの場合短編でバズっても安泰とはならないらしいというのが今回私が感じた調査結果だ。
でも勲章にはなるはず。と言うか一作品で3万ptオーバーなんてインフレし過ぎだっ!私なんて三桁ptですら滅多にいかないぞっ!←ちょっと見栄を張りました。二桁ですらまず届きません。
まっ、なんにしてもここのランキングって水モノだからあまり血眼になって目指しても得るものはあまりないはず。
だから皆さんは自分が書きたい世界を書いてねっ!その間に私はお子ちゃまたちに忖度した作品でランキングを目指すからっ!勿論ジャンルはSFだぁーっ!
-お後がよろしいようで。-