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実は

作者: カムイ

 息切れを起こしながら起き上がって友達に話しかける。「おい 大丈夫か!!」「いや、もう無理だ、俺をおいていってくれ。」友達は心配そうに俺を見て言う。「お前を置いてはいけねえ!」いや、もうだめだと言うと友達は叫んだ。「あきらめんな!一緒に行くって言ったじゃねえか!」                                                             「すまねえ」それだけ言って俺は目を閉じた。                                                                           「こら!ふざけないの!まったく、風邪なんだからもっと安静になれないの?」母親の声で俺は起き上がってハーイ と 適当な返事をしてベッドへもぐりこんで友達にさよならを言った。

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