表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
形而上世界  作者: 霧崎夕
4/4

04

僕たちは某大型ショッピングセンターに来た。

「見て見て。どう?この服似合ってる?」

「うん…似合ってると思う…」

「どっちなの?」

「じゃあ…」

「じゃあ?」

「やっぱり似合ってると思うよ。」

「そう?ならこれにしようかな。」

美香は本当に服を買ってしまった。美香は服を着替えてもと着ていた服はその店で買い取ってもらった。はじめからそのつもりだったらしい。ちゃっかりしているやつだ。

「じゃあ次はゲームセンター行かない?久しぶりにゲームしたくなっちゃった。」

「うん。いいよ。じゃあ行こうか。」

「そういえば、美香は何で遊ぶ時に僕を誘うの?」

「私、友達少ないし。それにあーくんだと気が楽だし。」

「そう…」

美香の家庭は複雑だ。彼女が12歳のときに母親はいなくなった。理由は知らない。これだけ一緒にいる僕が知らないのだから当事者たちしか知らないのだろう。そのころから彼女は少し変わったように思う。ただ、時期的にそれを中学デビューでイメチェンしたのだということにしてみんなは納得している。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ