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悪役令嬢(壊)の楽しいエンドレス人生!  作者: りんねしん(邪神)
37427周目!
99/204

虐殺、掃討、赤。

アンナちゃんを、止められる者は。

はろろー、アンナちゃんだよー。


現在、城にいる奴らをぶっ殺して回ってる!


三人で手分けしてね。


城下では、ラディーちゃんが暴れ回ってる!エルドは頑張ってる!


「こちら、掃討終わりましたわ。」


「こちらも、終了。撃ち漏らしとか、ないですか?」


「んー、おっけー!それじゃあ城下いこうか!」


街で、暴れよう!




「アンナチャン、アッチハ終ワッタノ?」


「バッチリだとも!」


「……くっ、そうか、奴らも……。」


あらエルド、まだ生きてたの。


「絶賛弄ンデマース!アハハハッ!」


「おのれ……おのれ……。」


……こいつら、やっぱり仲いいんじゃね?遊んでるもの。


「とりあえず街潰すからー、そろそろー。」


「ワカッタヨー。ソーイウ訳ダカラ、イチャツクノモ終ワリニシマショ!」


「やっぱりイチャついてたんかい!お前ら!」


「イチャついてなどっ!」


まあ、いいや。


「んじゃ私は北でー。ああ、二人は西と東で。」


「いいでしょう。」


「わかりました。」


散開!ラディーちゃんは南で。


さあ虐殺虐殺。


「てなワケで、皆様、ごきげんよう!そしてさようなら!」


禁術発動、ブラスティラヴァ!これ本当に使いやすいわ!


「ふぁいあー!ふぉいあー!あっはははー!」


街ごと燃やしていきましょー。


西にある森の方をふと見たら、木が滅茶苦茶に刈られてるわ……。


あっちにも一発、火でも放っておこう。


東は……うっわぁ。


あの石剣、でっかくなるんだ……。一振りでかなりの範囲が瓦礫に……。


奴ら、範囲攻撃ヤバくね?


解体業者できるんじゃね?


勧めねえけど!


ラディーちゃんの方は、えー。


森になってます。あれ、街じゃなかったっけあそこ。


ラディーちゃんが召喚で木使うだろ、エルドはアルラエルフィだから木メイン武器だろ。


……森不可避かな。うん。


燃やしとこ。ブラスティラヴァー。


三方だけ燃えてるのもアレだし、東も燃やしとうかな。


あとは、コレ!


禁術発動!


「そうら、風よ廻れ、暴れな!ワールシュトゥーム!」


風!すんごい風!それが大回転!


確殺コンボ入りまーっす!


「超!渦巻く!炎の竜巻ィ!アーッハッハッハッハー!!!」


業火に消えろ!そう、全て!


全てだ。


「っふ、ははははははははははははははははは!!!!!」


「ここで、なのですね……。」


「楽しかった、また……。」


「マタ、遊ボウ♪」


「世界は、ここで……。」


「楽しかったぜー!!!また、次なる世界で共に遊ぼうじゃあないか!!!それまで、暫くのお別れだお前らァ!!!アッハ、ヒャハハハハハハハハハハハ!!!!」


発動、コンセントレイト。


発動、コンセントレイト・マグナ。


禁術発動。ブラスティラヴァ。


禁術発動、ワールシュトゥーム。


そして。


「全てを飲み込み、灰燼に消えろ!」


禁術発動、エクスデトネイト。


炎が、暴風が、爆発が。


「世界に、風穴をッ!!!」


大地を抉り、空を喰らい、世界が震えるッ!


世界を飲み込むんじゃあないか、という程の大爆発。全て、全て、溶けて燃えて塵へ!


「これで、満足かァ!ヒャハハハハハハハハ!!!!」


大国が、消滅。フフフ。


「これで、ほぼ全ての魂が還った、かな。」


全ての国が滅び、ほぼ全ての種族が滅び。


残るのは、隠れ住んでる奴らと、私。


「さあ、どうするかなぁ。ハハハッ。」


「キヒヒッ。」


やる事なくなった。


「ん……?」


反応アリ。


「流石、かナ?いやぁ、素晴らしいネ。」


「……そうかい。」


振り返る。


「そして、素晴らしい狂気ダ。素晴らしい暴力だヨ。」


目の前に立つ、一人の女。


「そんな君に、試練の時ダ。」


真紅の長髪。


「どうせ死ぬ事になるけド、君なら問題ナイでしョ。」


赤いドレスに、黒い、細身のパンツスーツ。


「君がどこまで行けるか、試させて貰うヨ。」


赤いルージュに、歪んだ口元。


「その狂気と力に祝福あレ。」


狂気と愉悦に歪んだ瞳。


「さあアンナちゃン。それじゃア、はじめようカ。」


血のように澱んだ、真っ赤な瞳。


「簡単に、死なないでネ?」


イメージが見える!赤、裂け目、赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤!!!!!


「力と狂気。滅びのエイラ。黒の分体、クエルが征くよォ!!!」


真っ赤な真っ赤な、危険な赤い精霊王!!!


「クヒヒャヒャヒャヒャヒャ!!!!」


「っ……!」


は、速ぇ!


「ほうら、ズレちまエ!」


額に、指……っ!?


視界が歪んで。


世界がズレる。


「な、何これっ!?」


ノイズのようにブレた世界、天地の方向が変化する世界、そして。


「世界の法則すらズレた世界、我らの我等の愛しき世界ッ!」


天上に開いた、禍々しき裂け目!


「開ケヤ絶園!遥カ上位ノ憎シキ世界マデ!!!」


世界が歪む。


「スゴ……!これが、世界を弄ぶ者の……!」


ああ、ああ。


「血が滾るッ!!!!!」


衝動が無限に湧き出る。愛し、憎し、殺したいッ!


「さァ、ズレた世界にようこソ!!!楽しもうじゃあないカ!!!」


「狂おしいほどに素晴らしいね!!!」


目指すべき、殺すべき、倒すべき!


「私の狂気、それが通用するか試させて貰おうじゃあないか!!!」


「……クヒヒャッ。サスガ、だねェ。それでこソ……。」


特攻!魔術……駄目だ、ズレた世界じゃ暴発するねこれ!


違う!想像を!


「もっと速く早く逝くぜぇい!!」


想像できる最高まで、速く!


「イイネ、その判断力!それでこソ…!」


受け止められる。即座に反転、そして特攻!


「ケド、まだかナ。もっとだネ。」


腰に挿した剣を構える赤。……反りのある、剣。


「エンデスクリーマ……act1、SLASHER。」


「え……?」


視界がズレる。ズレているのは……私?


「ウン、なかなかだったヨ。もっと狂え、そして廻レ。その時にまた会おうじゃあないカ。」


ああ、そうか、斬られ。


はは、は。


いつかブッ殺……。


暗転。









世界を弄ぶ、超越者。いつかたどり着く、その時まで。


赤き狂気の祝福あれ。

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