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悪役令嬢(壊)の楽しいエンドレス人生!  作者: りんねしん(邪神)
37427周目!
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増やせ、喰らえ、地に満ちよ!

ヨムニール、終了のお知らせ。

ハッハ、アンナちゃんだぜぃ!


ヨムニール滅亡まであと数時間!っつーことでさっさとやっちまいますよー!


「つーわけでナタエラ、よろ。」


「ええ。……野郎共!さっさと突っ込めェ!そうだ、全部だ!全部!何でもいいから喰らい尽くせェ!」


「ヨナ!」


「わかっておる。全軍、突貫!我が民を全て妾に捧げるのじゃ!」


「よしよし、それじゃー私もー!」


魔術、炎弾!避難所の屋根をぶっ飛ばす!


かーらーのー!


「さあさあ皆様御一緒に!隣の他人を喰らいましょーっ!」


禁術、ネクロマンシー!


予め用意しておいた奴らが沢山!アンデッドに早変わり!


そして自分の親を、番を、子を、そして隣人を喰らっていくよ!


そうしてどんどん、増えていく!


「アッハハハハハハハ!!!喰らえ、喰らえ、満腹など認めない!全て喰らい、世界に満ちよ!」


「嫌ぁぁ!」


「なんで、どうしてぇっ!」


「アナタぁー!」


「パパ、ママァー!」


「やめ、ぎゃぁっ!」


「ヒャハハハハハッ!気分最高、絶望の声がたぁっくさん!」


最高だね!


「では、私も。……貴様等の明日を頂こうかァ!さあ苦痛に泣き叫べ!」


「ッギィアァ!?」


「アアアアアアア!!!」


「クッ、ヌァァッ!!」


「イヤァアアアアアアア!!!」


ナタエラったら、身体の一部だけアンデッドにして激痛にのたうち回らせてるよ。いやー、エグいねぇ。


「主よ、壁を越えたぞ。もうすぐ終わる。」


お、さすがヨナだね。


外から、内から、食い潰して、消えていく生者。


おや、城はどうやら複数の兵士からアンデッドが伝わって、かなり喰ったみたいね。反応的にもう数人しかいないや。


で、群集はバリケードをどうにか乗り越えようとして押し潰されたり、喰われたり。


どうにか乗り越えたとしても、その先にはヨナの率いるアンデッド。


詰んでるよねー。うふふ。


そして、一時間と経たないうちに。


ヨムニールから生きたヤツはいなくなった!


「……あと、残っているのはいますか?」


「いんや?死体だけよ?」


「ほほ、呆気ないものじゃの。」


よし。


「それにしても楽だったよ。やっぱり強い助っ人がいると違うねぇ。」


「……ありがとうございます。」


「こちらこそ感謝しておるよ。」


さてさて。


「さて、次の目的地はセンティリアだ。……そうだね。ナタエラ、私ちょっと野暮用があるから、先に行ってて。」


「わかりました。……野暮用とは。」


「なに、ちょっとね。転移させるよ。向こうに、リヴィナ・ティスカっていうのがいるからさ、そいつにこの手紙を渡してきて。ついでにそこで面倒見てもらってね。」


「ティスカ……わかりました。貴女が来るまでですね?」


「そうそう。それじゃ、いってらっしゃーい。」


魔術、転移。ナタエラを飛ばす。


さてさて。


「……のう、もう移動するのか?少々性急すぎはしないかの?」


「なぁに、気にしなくていいよ。だってさ。」


お前とはここでオワカレダカラネ。


「いい駒だったよ、別の世界でもヨロシクネ。」


左腕を伸ばし。


「生ヲ与エル浄キ左腕。」


「……え?」


魔術で形成された左腕。それでヨナの胸を貫く。


「サヨウナラ、お前達の魂は私が頂こう。」


過ぎた駒は退場してもらおうね。


「そん、な……妾は……。」


消滅。魂を喰らう。んー、美味しい。


それじゃ、邪魔なのは消し去りましょうか。


大規模魔術。浄化の聖域!


光の魔術だからちょっと苦手だけど、十分な効果が望めるね!


これで首都とその近辺を覆って、と。


中にいたアンデッド……つまり動いてるの全部だね!これを消します!


ハッハッハー!これで沢山魂が手に入るぜ!


消えたのを確認して、と。


「さーてと。ゆっくりのんびり西を目指そうかなー。」


ごーうぇーすと!













アンデッドを殺さないなんて、誰が言った?

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