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悪役令嬢(壊)の楽しいエンドレス人生!  作者: りんねしん(邪神)
11111周目!
9/204

朝ーらしーいー!たーのしっけっりっ!

名有りキャラ怒涛の三人目!

ちわーっす!アンナちゃんだよ!すでに学園がドッタバッタしてるよ!ラディーちゃんのせいだよ!取り巻きその4が呼ばれてるよ!あっはははははは!!愉悦。そして死ね♪


「アンナ様。」


よう影、朝から大変だねぇ。


「トレイル・ドライアーディ様が名指しで遺憾の意を発動しているようです。一人のみですが。」


「あっはは、やるねぇラディーちゃん。」


「……これで第二王子の勢力が一つ、潰れたような物です。」


そういやそうだっけ。ハッハ♪


「さすがは守護神、よく見てるわねぇ。」


流石、最凶の仲間。この国がどうなろうと知った事じゃないけど、ラディーちゃんはなにかあったら助けたいね。……この世界で一番強い……もとい最凶だけど。最凶だけど!


「さってと、授業いきますかぁー。」


「いってらっしゃいませ。」


「ではまた、我が主。」


今日は見送りが豪華だねぇ……二人もいるわ。


さって、教室にごー!




「おはよう、諸君。」


「おはようございます、グリムディア様。今日も素敵ですわ……。」


「ふふ、ありがとう。今日も宜しく。」


「はいっ。」


うーむ、可愛らしいお嬢さんだことで。


「そういえば、隣のクラスの人が……。」


「ああ、聞いてるよ。少々おいたが過ぎたみたいだね。……お相手は、誰だったんだろうねぇ?」


流し目で、地雷ちゃんの方を見る。……こっちを見てはいないけど、青ざめてるねぇ?


そして、話してる子と周りにいる子ははっとした顔で気付く訳よ。


「そう、ですね。お相手は災難ですわねぇ。あの初代王から続くご禁制の神域に入ったんでしょう?ましてや、そこで……。」


「庶民の言い方ですと、セックス、でしたかしら?嫌ですわ、神域を汚すなんて。そんな人がこの国にいるなんて……。」


「本当に、汚らわしいですわ。」


はっは、ボロクソだねぇ、あっはっはっは!


愉悦。


「おはよう。」


「あら、おはようございます、殿下。」


チッ、折角人が愉悦に浸ってるっつーのにクソ王子かよ。顔見せんなキモい。


「おはようございますわ。所でお聞きになられましたでしょうか?昨夜の話……。」


おおう、私がクソ王子に話しかけない様に配慮してくれるとは。お礼に、ウィンクを飛ばす。……ウィンクを返してきたわ、やるね!有難い。


「おや、そろそろ授業の時間だね。また間の時間にお話したいね?」


「ええ、ぜひ。」


席に座って、さて書類書こうかねー。




お昼っ!食堂っ!周りにはお嬢さん方!


「いやはや、今日も花に囲まれて食事かね。」


「ご迷惑でしたか……?」


「いいや?むしろ大歓迎だとも。君たちがこれからの国を支えると思うと、素晴らしいものになると期待してしまうよ。」


「あら、そうでしょうか?わたくし達は女でございますから……。」


「いいや?女だからこそ頼りになるんだよ。男なんて単純なものさ。表の事しか出来ないんだからねぇ。」


「そう、ですか?」


「ああ。裏を回してこそ国が回るんだ。その裏を回す場所は、庭園だよ。そこにいるのは……。」


「女達、ですわね。」


「正解。女が園は国を回す。それを蔑ろにしたら、成り立たないんだよ。」


「なるほど……。」


「女の戦いはお茶を片手に。ですわね。」


「素晴らしい、花丸をあげよう。」


「うふふ、有難うございますわ。」


「君達にも、将来夫となる方が出てくるだろう。それを支える、いや、違うな。むしろ引っ張るような人になってくれると嬉しい。」


「夫を、引っ張る……。」


「ああ、間違えてはいけないよ。表は男の戦場だからね。ただ、それを造るのが誰なのか、って話さ。」


「……国の土台は、女、と?」


「ああ、少なくとも私はそう思ってるよ。こう、女で当主なんかやってると、色々思う所があるんだよねぇ。」


「そうなのですか……。心中、お察し致します。」


「ふふ、ありがと。」


ふふ、適当に言ってるだけ。私はこの国の事なんかこれっぽっちも思っちゃいねえ。ただ、花がただ枯れゆくのみってのは嫌だからね。


足掻け、足掻くほど花は美しくなる。


それを手折るのは……とても、とても楽しいのさ!


っふふ、あっはっはっはっはっは!!!


食後のお茶を飲んで、今日も庭園へ。


地雷ちゃんを慰めてるのは取り巻きその5か。クソガキが頑張ってらぁ。


そういや、こいつも第二王子派の家だったか。ふむ。領地は王都を挟んで反対側かね、都合が良い。


殺すのは後にしてやる。それまで精々遊んでるんだな。アッハァ♡


さて、午後の実技といきますか。武人君はいるかなー?




「グリムディア様!稽古をつけて頂きたい!」


おおう、元気か。


「生き残れたかね?」


「はい!ギリギリでしたが……。」


「それでいい。さあ、やろうか。」


「はい!お願いします!」


私も楽しめるってのはいいね。強くなってくれよ?国が割れても生き残れる様に。




「ぜー、はー、あ、有難うございました……。」


「お疲れ。昨日より動きが堅実的だね、どうした?」


「いえ……そんなつもりはありませんでしたが……。」


「そうか。ふむ。」


堅実的なのはいいけど、今からじゃ少し早い。


「実戦ならそれでいい。だが、私とやるときは色々と試すくらいで来なさいな。どんな戦法でも試してみな。そのための稽古だ。」


「はい、わかりました。」


「無茶をするくらいに、ね。」


「有難うございます、グリムディア様。また宜しくお願いします!」


「ああ、宜しく。それと、アンナと呼んでいいよ。」


気に入ってます、はい。肩組んで、覗き込むようにしてみたりして。


「あ、アンナ様。」


「うん。」


あっは、顔赤いね!意識が腕にいってる。というより、腕にあたる胸だね!ハッハ、柔らかいかね?


「で、では明日また!」


「うん、またね。」


実技終わり!武人君かわいいなぁ。今度名前で呼んでみようかな?どーなるだろうね!真っ赤になるか!ハッハッハ!


……何千ループか前に、こいつと子供つくったこともあるんだよなぁ。いい夫だったよ、愛しのライオネル。


うーん、お腹がきゅんきゅんしちゃうね!アッハァ♡


さて、寮に戻ってご飯食べよ!ふんふーん♪







たけひとではありません。

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