朝ーらしーいー!たーのしっけっりっ!
名有りキャラ怒涛の三人目!
ちわーっす!アンナちゃんだよ!すでに学園がドッタバッタしてるよ!ラディーちゃんのせいだよ!取り巻きその4が呼ばれてるよ!あっはははははは!!愉悦。そして死ね♪
「アンナ様。」
よう影、朝から大変だねぇ。
「トレイル・ドライアーディ様が名指しで遺憾の意を発動しているようです。一人のみですが。」
「あっはは、やるねぇラディーちゃん。」
「……これで第二王子の勢力が一つ、潰れたような物です。」
そういやそうだっけ。ハッハ♪
「さすがは守護神、よく見てるわねぇ。」
流石、最凶の仲間。この国がどうなろうと知った事じゃないけど、ラディーちゃんはなにかあったら助けたいね。……この世界で一番強い……もとい最凶だけど。最凶だけど!
「さってと、授業いきますかぁー。」
「いってらっしゃいませ。」
「ではまた、我が主。」
今日は見送りが豪華だねぇ……二人もいるわ。
さって、教室にごー!
「おはよう、諸君。」
「おはようございます、グリムディア様。今日も素敵ですわ……。」
「ふふ、ありがとう。今日も宜しく。」
「はいっ。」
うーむ、可愛らしいお嬢さんだことで。
「そういえば、隣のクラスの人が……。」
「ああ、聞いてるよ。少々おいたが過ぎたみたいだね。……お相手は、誰だったんだろうねぇ?」
流し目で、地雷ちゃんの方を見る。……こっちを見てはいないけど、青ざめてるねぇ?
そして、話してる子と周りにいる子ははっとした顔で気付く訳よ。
「そう、ですね。お相手は災難ですわねぇ。あの初代王から続くご禁制の神域に入ったんでしょう?ましてや、そこで……。」
「庶民の言い方ですと、セックス、でしたかしら?嫌ですわ、神域を汚すなんて。そんな人がこの国にいるなんて……。」
「本当に、汚らわしいですわ。」
はっは、ボロクソだねぇ、あっはっはっは!
愉悦。
「おはよう。」
「あら、おはようございます、殿下。」
チッ、折角人が愉悦に浸ってるっつーのにクソ王子かよ。顔見せんなキモい。
「おはようございますわ。所でお聞きになられましたでしょうか?昨夜の話……。」
おおう、私がクソ王子に話しかけない様に配慮してくれるとは。お礼に、ウィンクを飛ばす。……ウィンクを返してきたわ、やるね!有難い。
「おや、そろそろ授業の時間だね。また間の時間にお話したいね?」
「ええ、ぜひ。」
席に座って、さて書類書こうかねー。
お昼っ!食堂っ!周りにはお嬢さん方!
「いやはや、今日も花に囲まれて食事かね。」
「ご迷惑でしたか……?」
「いいや?むしろ大歓迎だとも。君たちがこれからの国を支えると思うと、素晴らしいものになると期待してしまうよ。」
「あら、そうでしょうか?わたくし達は女でございますから……。」
「いいや?女だからこそ頼りになるんだよ。男なんて単純なものさ。表の事しか出来ないんだからねぇ。」
「そう、ですか?」
「ああ。裏を回してこそ国が回るんだ。その裏を回す場所は、庭園だよ。そこにいるのは……。」
「女達、ですわね。」
「正解。女が園は国を回す。それを蔑ろにしたら、成り立たないんだよ。」
「なるほど……。」
「女の戦いはお茶を片手に。ですわね。」
「素晴らしい、花丸をあげよう。」
「うふふ、有難うございますわ。」
「君達にも、将来夫となる方が出てくるだろう。それを支える、いや、違うな。むしろ引っ張るような人になってくれると嬉しい。」
「夫を、引っ張る……。」
「ああ、間違えてはいけないよ。表は男の戦場だからね。ただ、それを造るのが誰なのか、って話さ。」
「……国の土台は、女、と?」
「ああ、少なくとも私はそう思ってるよ。こう、女で当主なんかやってると、色々思う所があるんだよねぇ。」
「そうなのですか……。心中、お察し致します。」
「ふふ、ありがと。」
ふふ、適当に言ってるだけ。私はこの国の事なんかこれっぽっちも思っちゃいねえ。ただ、花がただ枯れゆくのみってのは嫌だからね。
足掻け、足掻くほど花は美しくなる。
それを手折るのは……とても、とても楽しいのさ!
っふふ、あっはっはっはっはっは!!!
食後のお茶を飲んで、今日も庭園へ。
地雷ちゃんを慰めてるのは取り巻きその5か。クソガキが頑張ってらぁ。
そういや、こいつも第二王子派の家だったか。ふむ。領地は王都を挟んで反対側かね、都合が良い。
殺すのは後にしてやる。それまで精々遊んでるんだな。アッハァ♡
さて、午後の実技といきますか。武人君はいるかなー?
「グリムディア様!稽古をつけて頂きたい!」
おおう、元気か。
「生き残れたかね?」
「はい!ギリギリでしたが……。」
「それでいい。さあ、やろうか。」
「はい!お願いします!」
私も楽しめるってのはいいね。強くなってくれよ?国が割れても生き残れる様に。
「ぜー、はー、あ、有難うございました……。」
「お疲れ。昨日より動きが堅実的だね、どうした?」
「いえ……そんなつもりはありませんでしたが……。」
「そうか。ふむ。」
堅実的なのはいいけど、今からじゃ少し早い。
「実戦ならそれでいい。だが、私とやるときは色々と試すくらいで来なさいな。どんな戦法でも試してみな。そのための稽古だ。」
「はい、わかりました。」
「無茶をするくらいに、ね。」
「有難うございます、グリムディア様。また宜しくお願いします!」
「ああ、宜しく。それと、アンナと呼んでいいよ。」
気に入ってます、はい。肩組んで、覗き込むようにしてみたりして。
「あ、アンナ様。」
「うん。」
あっは、顔赤いね!意識が腕にいってる。というより、腕にあたる胸だね!ハッハ、柔らかいかね?
「で、では明日また!」
「うん、またね。」
実技終わり!武人君かわいいなぁ。今度名前で呼んでみようかな?どーなるだろうね!真っ赤になるか!ハッハッハ!
……何千ループか前に、こいつと子供つくったこともあるんだよなぁ。いい夫だったよ、愛しのライオネル。
うーん、お腹がきゅんきゅんしちゃうね!アッハァ♡
さて、寮に戻ってご飯食べよ!ふんふーん♪
たけひとではありません。