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悪役令嬢(壊)の楽しいエンドレス人生!  作者: りんねしん(邪神)
37427周目!
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バトル・オブ・エイロジャル!残り100万!二人で進む虐殺の宴っ!

さっさとこの国から出ないと……。

はろはろ、アンナちゃんだよーっ!


は、はろはろ、リヴィナちゃんですよーっ!


「なにしてんの。」


「いえ、何となく真似してみようかと……。」


「あ、そう……。」


はい、アンナちゃんです。未だに戦ってます。もう始めてから何ヶ月経ったよ?


「大体四ヶ月ほどかと。」


ま、マジかよ……。多過ぎだろうこいつら……。


「何故魔術を使わないのですか?」


「いやほら、だってさあ。大規模魔術でぶっ飛ばすのだと毎度それかよ、ってなるじゃん?」


「……そんな事、誰が思うのか……。」


「輪廻神。」


「ああ、そういう。」


「うん、そういう。」


飽きられちゃ困りますからぁ。


「ところで、何読んでるの?」


「これですか。……起きたらベッドの横に。貴女が置いたのでは?」


「いや、違うねえ。」


どこかで見たような本。どこだっけ。


「題名は?」


「……それが。ヨワリセルピ、ですね……。」


え。


「マジ?」


「マジ、です。」


禁書・ヨワリセルピ。……葬と夜の風を司る、死耀神。


「鏡と棺、かぁ……。てことはあれかぁ……。うん、おめでとう?ご愁傷様?」


「とはいえ、まだですけどね。何か条件があるのかも……。」


凶兆烏かぁ。条件は、何となくわかる。


「ま、選ばれてしまったのならしょうがない。楽しもうぜー。」


「ええ。存分に楽しんでやりますわ。」


……にしても、ヨワリセルピ。これまたすげえ神に選ばれたな。


所謂、邪神。大きく分けるといくつか居る死神の一つ。あ、シャムシャラも入るよ。アレ生と死を司ってるし。


ヨワリセルピは葬と夜の風を司る神で、男神だったかな。


たしか、右脚が無いか何かに変わってる、だった様な。


黒耀石コレクターで、白い烏を飼ってるっつー逸話があるんだよ。白い烏が刈り取る魂の前に現れて、死を知らせる。お陰様で白い烏は不吉だって言われるんだよねー。


そしてヨワリセルピが黒い烏の羽を纏って、白い烏が羽を散らして、大鎌で魂を刈り取る。……周りの一切合切諸共巻き込んで。


そうして輪廻に送る魂を収穫するっていう、シャムシャラと関係が深い神なんだよね。


……はぁ。


こりゃ、あのクソ神に一杯食わされたかな。


まあいいや。


これからかなり楽しそうだし!


…………てことはあれか、もう一つの関係が深い神も有り得るかもしれないね。


あー、うん、まあいいか。


とりあえずご飯食べよう?


「ええ、食べましょう。今日は私がつく」


「座ってなさい。」


「はぁい……。」


こいつメシマズなんだよ!というか料理知らねーのにアレンジしまくる大馬鹿野郎なんだよ!


「……一応、つくるの見てなさいな。作り方くらい判ってね。」


落ち着いたら料理をとことんみっちり扱き倒してやるわ。


今?今はほら……教える時間あるならさっさと殺さないとだし。


……それにしても、ヨワリセルピかぁ。はぁ。


暴走しないといいけど。


「さー出来たよー、今日は適当にあったスパゲティと適当にあったペンネと適当にあったマカロニのニョッキ和えだよー!」


「小麦かっ!」


「小麦だっ!」


「それ茹でただけじゃない!」


「そうだよ!これがパスタだよ!」


冗談は置いといて。これにバジル刻んで塩と黒胡椒と粉チーズと一緒にオリーブオイルでまぜまぜしたやつをぶっかける!


「できたぞうー。」


「いただきまーす。」


うん、うめー。簡単でいいね!


「この食感が微妙に違うパスタがいいかもですねー。」


「はっはっはー。」


適当。余り物とも言うね。


そんなこんなで簡単に済ませてと。


「ご馳走様でした。」


「はいはーい。」


紅茶で一服。


「そういえば、残り幾つくらいなのでしょうね。」


「ん。半分は確実に切ってるよねー。」


「200くらいですかね。」


「いや、もーちょっと少ないんじゃない?」


「うーん。予想!150万!」


「なら、予想!125万!」


「120万!」


「110万!」


「105万!」


「104万!」


「103万!」


「100万!……なにこれ。」


「さぁ?」


逆オークションかよ。


答え合わせほしーね。助けて、クソ神サマー!


…………。


……。


ま、来ないよね。






汝ラガ送リシ魂ハ、大凡400万程ダ……。






ま さ か の 死 耀 神 !


「あ、はい、ありがとうございます。」


「愛されてるねぇ……。」


残り100万かー。


よーし。


「ラッシュをかけようかー。」


「そうですねぇ。さっさとこの国ともオサラバしたいですし。」


「どうするよ、二手にでも分かれる?」


「若しくは、ここにいるぞー的な事をやります?」


「んー、それでいこう。決定ー。」


ならば、城前の広場に行こうじゃあないか!


「よーし、行くよー。」


「ええ、お供しましょう。」


いざ、目標は是に!






「ハーァーイ!!!エイロジャルの皆々様ァー!アンナ・グリムディアだよぉー!あれから何ヶ月か経つけど、まだ私を殺せないのかなぁーーー?????」


魔術、拡声。


「私は今ぁ、城前広場にいるぜーい!さあさあ皆々様方お集まり下さいませェ!お祭りのラストは近いぞー!乗らなきゃ損損!さあ張った張った!」


「それ、賭け事では?」


イーンダヨ。


「さあさあ来なきゃこの国はヘタレだったって末代まで噂してやらーっ!ヒャハハハハー!」


はよこーい。















お前ら話すぎだ!

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