あ、こいつマジ使える。
アンナちゃん、良いものを拾ったね。
はろはろ、アンナちゃんだ!あれからさらに二週間経ったよ!
私は今、大通りにいる!
リヴィナ連れてね!!
「っひぃぃ!多すぎますわぁ!!」
「大丈夫ダイジョーブ!死んでも生き返らしてやるよ!」
死ぬ前に回復するだけなんだけどね!
「ああもう!邪魔!群がらないでよっ!死ね!死ね!死ねぇっ!」
すげー、首スパスパ刈り取ってら。
「あっはは!いいねえいいねえ!やるじゃあないか!」
そんな私は首引っこ抜いたり腹カッ捌いたり。
いやあ、楽しい!
「リヴィナー、もっと遊ぼうぜ!楽しんで殺そうぜーっ!」
「こんなの、楽しくありませんからっ!」
……口角が釣り上がって、八重歯が出てるの気付いてないのかなぁ。傍から見たらシリアルキラーだよ。
どうみても楽しんでる様にしか見えないね!
「ッハハ!なら先ずは真っ二ついってみようか!」
「真っ、二つっ!」
三人の上半身と下半身がサヨナラしたよ。
「横振りかっ!縦、縦!」
「縦振りっ!」
頭にぶっ刺さってんじゃねーか!しかもそのまま振り回すのかよ!
「抜けませんけどっ!?」
「なんか斬ってその勢いで抜けばいいじゃん!」
「その手が!」
「色々あるわっ!」
なんか世話やけるな!?
「骨の、継ぎ目を、狙うといいよっ!」
「やっぱり首っ!」
そこ以外も狙ったらどうかな!?
「首好きだなぁ!」
「大鎌ですからっ!」
左様ですか。
あ、そうだ。
「魔力、纏わせてみたらどうかな!」
「やってみましょう!」
ノリノリだね!
黒い魔力が渦巻いて、纏わりついて。
「あっは、刈り取れぇー!」
もう完全に楽しんでるわコイツ!!!
「どうしよう、ちょっとイイかも……。」
堕ちたー!堕ちたよー!
「それそれぇ!刈り取れェ!ぶった斬れぇー!」
「いいねー、いいねー!そのまま沢山殺っちゃえー!」
「あっはははーっ!」
「ヒャハハハハハー!!」
いやあ、二人でやると楽だ!
私の方が多く狩ってるけどね!!
「しゃがんでくださいなっ!」
「はいよっ!」
「伸びろーっ!」
……おお。柄と刃が伸びて、範囲攻撃かー!
「やるねー!」
「……。」
ん、どした?
「か……。」
ん?
「快、感……♡」
駄目だコイツー!!!覚醒しちまったー!
「あっは、もっと刈り取れぇー!屍を積み上げろー!」
「……キャラ、被りはじめてね?」
「……っは!?そんなことないですわ!」
いやあ、すげーヤツ拾っちまった……。
さあどんどんやりまくろう!
我ガ烏ヲ宜シク頼ムゾ、亡霊……。
……いいだろう。
邪なる神が目を付けしモノ。




